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カルチャー芸術展~手芸・工芸~からのはしご

以前通っていた アンカードルモン(フランス額装)の教室で一緒だった カルトナージュ講師の友人が参加している 「第3回カルチャー芸術展 ~手芸・工芸~」へ。 全国に106店舗の直営カルチャーセンターと 産経学園を運営する 株式会社カルチャーが主催する展示会だけあって 会場はなんと、新国立美術館! 広い会場にハワイアンキルトから韓国のポジャギ、 ポーセリンアート、刺繍、羊毛フェルト、ステンドグラスなどなど カルチャーセンターで講座が開かれている あらゆる手芸・工芸の作品がずらりと並んでいました。 ポジャギは、あの独特の透明感のある色が私も大好きです。 でも、緻密に縫うとか絶対にできないけどw ステンドグラスの展示でも ステンドグラスのイメージが変わるような素敵な作品が。 友人はこのカルチャーセンターで カルトナージュの教室を開いていて 展示会には生徒さんたちの作品もたくさん並んでいました。 写真はアンカードルモンの作品たち。 中央右の香水瓶の額装がとても素敵だと思ったら 友人の作品でした。さすが! その他、カルトナージュの作品も多数。 見応えのある展示会で大満足でした。 この後さらに、館内で開催されていた ジャンルの垣根をこえたアートの公募展 「21世紀アートボーダレス展 篝火 KAGARIBI」と 伝統的技術・技法に現代生活のアイデアや表現を取り入れた 「全国伝統的工芸品公募展」もはしごして 久しぶりに「創作」という熱にどっぷり浸かった充実の1日に。 何かを作るって、やっぱりいいな、好きだなあ。

フランス額装&シャドーボックス展へ

1年半前まで通っていた アンカードルモン教室の先生・巽英里さんと シャドーボックス講師の田原貴美子さんの二人展 「フランス額装&シャドーボックス展」に行ってきました。 ちなみに、アンカードルモンとはフランス語で「額装」のこと。 日本の額装とは全く異なるもので 好きな物を、さまざまなデザインと技術を使って オリジナルスタイルの額装に仕上げて楽しむものです。 シャドーボックスは 平面の絵や写真などを何層にも分けて重ね 光の当たり方や陰影で立体的に見せるペーパークラフトアート。 初めて見た時は、その緻密さと細かさにビビりました(笑 展示会の作品は、どちらもバリエーションが豊富で アイデアに飛んだ素敵なものばかり。 会場は撮影不可だったので、作品を紹介できないのが残念ですが 代わりに、作品展の案内カードの画像をご紹介。 雰囲気が少しでも伝わればと思います。 シャドーボックスもアンカードルモンの技法で額装されているので ぱっと見、違いがわかりにくいですが 上2つがアンカードルモン、下2つがシャドーボックスです。 画像は巽英里先生のInstagramより 巽先生の教室に通っていた際に いろいろな作品を見せてもらっていたのですが 展示会には見たことがなかった作品や 新しい作品もたくさんあって、ワクワク〜。 久しぶりにアンカードルモンへの興味が 刺激されました。 それにしても、ようやく少しずつ いろいろなイベントが増えてきてうれしい。 私もそろそろ、韓国ドラマの沼から出るか(笑

「VOGUE」1935年1月号表紙をパヴェ・オン・シュスパンションで額装

雑誌「VOGUE」の1900年代前半ごろの表紙は人気が高く ポストカードになっているものがたくさんあります。 今回のドキュモン(飾る作品)もその1つで 「VOGUE」1935年1月号の表紙です。 この頃の表紙って、背景といい、小道具といい よく作り込んでいますよねー。 撮影するのが楽しかっただろうなあ、なんて つい編集者目線で思ったりします。 額装のテクニックは Pave en suspention(パヴェ・オン・シュスパンション)。 suspentionとは、フランス語で「支えられている」という意味です。 ドキュモンが入っている四角い部分がパヴェで その下に入れている台と左上の三角の一部で パヴェを支えています。 今回はドキュモンもデザインも、色彩が少ないので 両サイドと下側の壁にも三角のラインと同じ赤い化粧紙を使い 赤い色がぐるっとひとまわりするようにしました。 パヴェに対して斜めにラインと色が入るデザインは シンプルでいながら効果的。 他のドキュモンでもいろいろ作ってみたくなります。

ドイツのポラカードをLis(リス)で額装

LIs(リス)は、フランス語でゆりのこと。 アンカードルモンのテクニックとしては 見た目にゆりの花が開いたような形なので この名がついたと思われます。 ドキュモン(飾る作品)は マーモットが花束を持っているキュートなドイツのポラカード。 右下に赤い文字で書かれている「gratuliere!」は ドイツ語で「おめでとうございます!」という意味です。 ゆり部分には、たまたま世界堂で見つけた 片面が紙、片面が芝生のようになっているシートを使用。 マーモットが芝生の穴からのぞいているイメージです。 ゆりの部分を横から見ると、こういう感じ。 一般的な額装は 最後にアクリル板(ガラス)を乗せ、額縁をつけて完成ですが Lisの場合、額装を作ってアクリル板を乗せた上に さらに中央をゆりの花のように開けたマットを乗せ 額縁でまとめます。 色使いはシンプル・シックながら 個性的な素材でインパクトもあって おもしろい額装に仕上がったかなと思います。

「アール・デコ 高級挿絵本の世界」と仮綴じ出版

千代田区立日比谷図書文化館の特別展 「鹿島茂コレクション アール・デコの造本芸術 高級挿絵本の世界」へ 終了直前に駆け込み。 20世紀初頭のフランス、アール・デコの時代には 美しい高級挿絵本が多く産み出されたそうです。 なかでも ジョルジュ・バルビエ アンドレ=エドゥアール・マルティ シャルル・マルタン ジョルジュ・ルパップ の4人のイラストレーターは大人気で グラフィック・アートの世界の「アール・デコ四天王」と 呼ばれているとか。 フランス文学者・鹿島茂氏の個人コレクションの中から その四天王のファッション・プレート 100点あまりが展示されていました。 上はこの美術展のチラシ。 中央に印刷されているのは ジョルジュ・バルビエ「ボヌール・デュ・ジュール」(1920年) の一部。 アール・デコの高級挿絵本はこんな風に イラストと活字、レイアウトが一体となって 最も効果的なデザインを作り出しているのが特徴です。 挿絵はもちろん素敵なのだけど 私がすごく惹かれたのは この時代の本は「仮綴じ」で出版されていたという点。 買った人がそれぞれが relieur(ルリユール)という製本・装丁を行う職人に依頼して 自分の好みに合った本格装丁(ほとんどは革装丁)を 施したのだそうです。 アンカードルモン(フランス額装)を習うようになって フランスでは製本も額装と同様に、一般の人が楽しむ文化があり 国家資格が得られる学校もあるということは知っていました。 それが、仮綴じで売られて、買ってから装丁することだったとは。 アール・デコの挿絵本の最高傑作と言われる 「ビリチスの歌」を作った木版画家のシュミットは たった1人で125部を3年かけて制作し 活字(フォント)まで自分で創造したのだそうです。 そしてそれを買った人は 好みに装丁したり、ページをめくって楽しむだけでなく 気に入った1ページを 額に入れて絵画のように鑑賞したりしたのだとか。 これがまさしくアンカードルモン。 思わぬところで繋がりました。 本をその内容だけでなく、見た目、デザイン、芸術として 自分の好きなように徹底的に楽しむというスタイル。 日本の装丁へのこだわりとはまた全く違うベクトルで すごくおも...

エミール・ガレの「薔薇シリーズ」をアントル・ドゥ・ヴェールで額装

ドキュモン(飾る作品)は エミール・ガレ「薔薇シリーズ」脚付杯の ポストカードサイズのクリアファイル。 2016年に東京庭園美術館で開催された美術展 「ガレの庭 花々と声なきものたちの言葉」で購入したものです。 「アントル・ドゥ・ヴェール」とは フランス語で「2枚のガラスの間」という意味で ガラス(実際はアクリル板を使用)でドキュモンを挟む手法です。 透明なアクリル板の中に ドキュモン(飾る作品)が浮かんでいるように見えるのが魅力なので 通常は写真など存在感がしっかりした物を飾ります。 でも今回は、クリアファイルの半透明感を活かしたくて あえてアントル・ドゥ・ヴェールに。 でもそれだけだとぼや〜っとしそうなので 先生と相談して、マット紙を加えたアレンジバージョンにしました。 下は、裏側に手を差し入れたところ。 このように中央の部分は背景が透けて見えます。 サイドボードの上に立てかけてみると 透明感がよくわかります。 最初はマット紙だけの予定だったのだけど 仕上げ前に確認したら、なんか物足りない。 マット紙と中央の透明部分の違いがあまりにはっきりしすぎて 気持ち悪いというか、しっくりこない。。。 というわけで、思い立って 光を通すカラートレーシングペーパーで装飾を入れました。 トレーシングペーパーは極薄の紙なので ちょっとしたことですぐ折れたり切れたりして 不器用&雑な私には、カットするのもすっごい大変! そのため、やや手作り感あふれた感じになってしまったけど でも、雰囲気は出せたかなと。 そこそこ気に入った仕上がりになりました。 光の強いところでは こんな風に後ろに影ができて立体感が出るのも このテクニックのおもしろいところです。

アンカードルモンの一輪挿し

今月は仕事の都合で アンカードルモン(フランス額装)のレッスンを欠席することに。 そこで、「アンカードルモンのテクニックで一輪挿しを作る」 というワークショップに参加してきました。 約3時間のワークショップで完成したのがこちら。 花が一輪、額の中にスッと入ったような仕上がり。 シンプルでスッキリとしていて、すっごくMy好みです! 壁も、作った額も白いのでわかりにくいけど 白い化粧紙で包んだ台紙の中央が四角くくり抜かれていて 後ろの壁が見えるようになっています。 その四角い空間の下半分だけに透明のアクリル板が入っていて そこに、試験管を金具で引っ掛けているというわけ。 アップにするとこういう感じ。 アイデアですね。 色のある壁に掛けるとまた表情が変わるし 額の色を変えたり、試験管じゃないものを掛けても 全然違う印象の一輪挿しができそう。 うちみたいに猫がいて花瓶はひっくり返す心配あり、という家には 壁に掛けられるこの一輪挿しはぴったりです。 花の形に合わせて、試験管の位置をずらして掛けることも。 斜めにしても素敵。 クリスマスの頃は コットンツリーを飾ってみようかなと思います。 また、一輪挿しといっても 花を入れなければいけないというわけではありません。 夏にはビー玉などを入れててもキレイで楽しいかも。 アロマオイルと組み合わせて芳香剤として活用するのもあり。 アレンジがいろいろ楽しめるところも素敵。 アンカードルモンの見方が広がる楽しいワークショップでした。

シャネルのフレグランスのイメージを「窓の角に階段」で額装

シャネルの若者向けフレグランス 「CHANCE EAU VIVE(チャンス オー ヴィーヴ)」の パンフレットのイメージ写真が素敵だったので額装。 「Biseau fantaisie MARCHES (escalier dans les angles 〜窓の角に階段を作る〜)」 というテクニック。 今回は3つの角に階段を入れ 階段部分の色の1色を背景と同じにして 階段というよりは模様として使用しています。 装飾をつけることはあまりしないのだけど 今回はフレグランスのボトルからしずくが散っている雰囲気に合わせて 飛沫と同じ色のストーンを装飾してみました。 今回も額縁は手作り。 ドキュモンの周囲のピンクよりもワントーン落ち着いたピンクです。 甘くなり過ぎず、なかなか気に入っています。 ちなみに「CHANCE EAU VIVE」には 「その瞬間を逃してしまったら、二度と手に入れることができないチャンス。 いつ訪れるかわからない でもそのチャンスをつかむことができれば不可能なことはない。 チャンスをつくるのは自分自身であり、真のチャンスは自分の中にある」 という物語が込められているのだとか。 なかなか素敵な物語ですね。

ロンドンの古雑誌のイラストを「歪んだ箱型ビゾー」で額装

神保町の洋書専門古書店で購入した イラストが描かれた洋雑誌の1ページ。 タグには 「1976年London THE GOLDEN AGE OF STYLE」とあり おそらく、この時代のロンドンのファッション雑誌だろうと思います。 それをドキュモン(飾る作品)にして 私が習っている額装の先生が考案したデザイン 「歪んだ箱型ビゾー」というテクニックで額装しました。 白い部分は標準の「白色」ではなく 古い紙の色に合わせて ちょっと黄みがかった白色の化粧紙を使用しています。 周囲の壁の内側に同じ空色の化粧紙を使い 額縁も今回は手作りしました。 このテクニックがね 今まで作った中でイッチバン難しかったー! イラストが見えている窓と、その下側の土台とのバランスとか イラストの周りの斜めになっている部分を包む化粧紙の処理とかが 超微妙で、ちょっとズレるとアラが丸見え。 教室である程度作り、家で仕上げるつもりだったのだけど けっきょく家でイチからやり直して 少しずつチェックを繰り返しながら組み立て、やーーーーっと完成。 手強かったけど、そうやって自分で考えながら作ると 今まで見過ごしていたポイントとかがわかってくるわけで ムダなことはない、ということですな。

雑誌の「DRUM TAO」の写真を「パス・パルトゥ・デクッペ」で額装

バイリンガル美術情報誌「ONBEAT(オンビート)」に載っていた 「DRUM TAO(ドラム・タオ)」さんの写真がすごく強くて どうしても額装してみたくなりました。 「DRUM TAO」さんは世界で絶賛されている 和太鼓エンターテイメント集団。 この写真は雑誌のために撮り下ろされたものではなく 「DRUM TAO」さんがFacebookのプロフィールにも使っている いわゆる宣材写真のようです。 今回はドキュモン(額装する作品)が先にあったので まず、自由制作としてデザインを考え 「パス・パルトゥ・デクッペ」というテクニックを使うことにしました。 写真だと紙の質感や色が実物通りに出ないのが残念。 赤い部分はシワのある和紙で、実際はもっと沈んだ暗い紅色です。 銀と黒と赤という、超強い色の組み合わせにも 全然負けないドキュモンがすごい。 ちなみに、「パス・パルトゥ」は ドキュモンを見せる窓と額縁までの空間のこと。 「デクッペ」は「切り分ける」という意味です。 このドキュモンは、まったく逆のシンプルなデザインにも合うと思います。 たとえば、黒一色でまとめたり 周りは白で黒いラインを1本だけ入れたり。 それは作る人次第。 最近思うのだけど、フランス額装はつまりは 自分がドキュモンから受けるイメージや感じる世界を 色や形を添えることで表すもの。 だから作る人で全然違うものになるし イメージを形にしていく作業が、むっちゃおもしろい。 気づいたら、フランス額装を始めてから丸4年が過ぎました。 飽きるどころか、おもしろさばかりが募ります(笑

バラ色の昆虫のイラストでビゾー・ペロケ

ビゾー・ペロケは biseau perroquetと書きます。 「ペロケ」はフランス語でオウムのこと。 ドキュモン(飾る作品)の周囲の三角形の斜断面の組み合わせが オウムのクチバシに似ていることから この名前がついたと言われています。 ドキュモンはフランスの人気アーティストだった ラリーさんのオリジナルイラスト。 バラ色の花が印刷された紙を切って組み合わせた昆虫で 美しい色彩が気に入って購入しました。 その周囲の白いマット部分に斜めに走るグリーンのラインは 私のアレンジ。 先生から「白い部分が広いから何かアクセントを入れたら?」と言われ 草の中にバラ色の虫がいる雰囲気を出したくて このグリーンのラインを入れました。 額縁部分はバラ色の化粧紙で仕上げて グリーンとバラ色の細いラインが組み合わさるように。 ビゾー・ペロケのデザインは 三角という形がドキュモンのバランスを崩すので 最初は全くイメージができず ドキュモンもなかなか決められませんでした。 でも、悩んだかいがあって(?) イメージに近い仕上がりになって満足。 ものを作るために悩む時間もまた楽し、なのです(笑

裏打ち体験

仕事の合間をぬって 裏打ちの講座を受講してきました。 裏打ちとは 物の裏に紙を貼り付けて、しわやたるみを防いで補強すること。 水墨画や書道など、和紙に書いてある作品を額装したり 掛け軸にするときなどに施す技術として知られていますが それ以外でも 布を使って本や箱などを作る時なども裏打ちをします。 布をそのまま貼ると布が曲がって伸びてしまったり のりが染み出したりして汚くなってしまうのです。 裏打ちができれば すごく素敵な模様なのに薄すぎる紙とか、扱いにくい布とかも 額装に使えるようになるのでは、というのが狙いです。 講座に裏打ちしたい布を持って行き、実際にやってみました。 出来上がったのがこちらです。 「Dakota(ダコタ)」は日本の革製品ブランド。 以前、Dakotaのバッグを買った時にこの袋が付いていて ロゴが雰囲気があるので取って置いたのだけど 汚れたので洗濯したら、復活できないくらいシワシワになってしまいました。 そこで今回、ロゴ部分だけを切り取って裏打ちに。 そうしたらこんなシャキッ! これ自体を額装のドキュモン(飾る作品)にしてみたくなりました。 布の裏に。薄い美濃紙を貼っています。 紙をもっと厚くすれば、さらにしっかりさせることも可能。 私が受講したのは 掛け軸などの時に行う日本古来の裏打ちの講座。 ちゃんとやるには専門的な道具や技術が必要だけど 額装に使うのであれば、アレンジして手軽にできそうな感触です。

クリスティーヌさんがフランスより来日

Christine TRUCHET (クリスティーヌ・トルシェ)さんは フランスで 30 年間、額装講師として活躍している女性。 私が額装を習っている日本の先生が クリスティーヌさんと連携して 現代の生活に合った新しいスタイルの額装を提案していることから 2017年に来日して講習会を開いた際 初めてレッスンを受けさせてもらいました。 2018年に私がフランス額装の教室&情報サイト 「 Encadrement-un(アンカードルモン・アン) 」を立ち上げたことから 日本の先生を通じてクリスティーヌさんと いろいろやり取りさせていただく機会が。 そのクリスティーナさんが、5月上旬から来日しているのです。 今回はさまざまなタイプの講習会に加え 日本でフランス額装を教えている先生だけを対象としたフォーラムを 初めて開催しました。 私もグループ・レッスンに生徒として参加し さらに、サイトを運営しているということで フォーラムにも誘っていただきました。 残念ながら、フォーラムには 仕事の都合でほんの1時間ほどしか顔を出せませんでしたが メールでしかやり取りをしたことがなかった先生方と 直接会ってご挨拶ができて感激! レッスンもフォーラムも、九州など遠方から参加した方もいて 普段会えない方々と交流が持てるのも こういうイベントの魅力の1つですね。 それにしても、額装の先生方は フランスで生活をした経験のある方が多くて 皆、フランス語で会話ができるところがスゴイ。。。 それに比べて、自分の語学力のなさときたら。。。 フランス語は無理としても せめてもう少し英会話ができるようになりたい!! すごくなりたい!!! でも、学校に行くほどの時間は取れず…何か方法はないものか… ここ数年来の私の悩みです。 ↓写真上はグループ・レッスンの様子。 私の先生のインスタグラムより写真をお借りしました。 写真下は額装講師のためのフォーラムの様子。

東山魁夷の「冬華」でパス・パルトゥ・フォルト・パント

フォルト・パントとは「強い傾斜」という意味。 ドキュモン(飾る作品)の周りに強い傾斜をつけた額装です。 ドキュモンは東山魁夷さんの「冬華」のポストカード。 昨年の美術展で購入したものです。 雪原に立つ霧氷に覆われた樹と、鈍く光る太陽を描いた 静かで清澄な印象の絵。 その静寂の雪原の世界を作りたくて 傾斜の部分はベルベット風の起毛があるハイミロンという生地の 白を使用しました。 ドキュモンの周囲と手作りした額縁には ごくごく薄〜いピンクが入ったグレーの化粧紙を使用。 最初はドキュモンと揃えて ブルーがかったグレーを使おうと思ったのだけど 実際に当ててみるとドキュモンが沈んでしまう感じが。 ごくごく薄〜いピンクが入ることで ドキュモンのブルーグレーがやわらかく立ち上がったと思います。 正面からみるとこんな感じ。 ドキュモンの木の左側の白い線は、撮影時の光の反射です。 アクリル板が一番上にあるので、撮影の角度が難しい。。。 今回の額装は自分でもとても気に入っています。 額縁まで手作りするのが最近のマイブーム。 やっと少し、頭に描いたイメージと出来上がりが 近づいてきた感じです。

脇阪克二さんのポストカードでビゾー・アンブリケ

「ビゾー・アンブリケ」は アンカードルモン(フランス額装)の昔からある技法の1つ。 個人的に好きなデザインで 先生にお願いして教えてもらいました。 「アンブリケ」とは、「互い違い」とか「いげたの」という意味。 フィレという差し色を、ドキュモン(飾る作品)の周りに 互い違いに配置するデザインです。 フィレを1色だけにしたり、数色使ってカラフルにしたりと さまざまな表情が出せます。 今回はカラフルなビゾー・アンブリケを作ってみたくて テキスタイルデザイナー・脇阪克二さんの 水色を基調とした淡い色彩が素敵なポストカードを ドキュモン(飾る作品)に選びました。 額縁も化粧紙と同じ4色でまとめたかったので 1ミリ紙を使って手作り。 4色の化粧紙を使って額縁を作るのは初めてで 四隅の切れ目が合うように貼るのはなかなか大変でした。 でも、額縁づくりは端材を使うのにぴったりなことを発見。 1ミリ紙などの台紙も化粧紙も、たっくさん端材が出るんですよね。 それを額縁に活用すれば、毎回額縁を買わずにすむし 端材も減らすことができて一石二鳥。 しばらく額縁もトライしてみようと思います。

速水御舟「桔梗(部分)」でラヴィ・クラシック

アンカードルモン(フランス額装)の中でも歴史の古いテクニック 「ラヴィ」の第2弾。 「ラヴィ・クラシック」にトライしました。 ドキュモン(飾るもの)は速水御舟の「桔梗(部分)」のポストカード。 大正・昭和初期の日本画家ですが 色使いや線がとてもモダンで、大好きな作家さんです。 その額装作品がこちらです。 額縁はまだないので、フォトショップでエアー額縁をつけました。 ラヴィ・クラシックは水彩絵の具で色をつけ 烏口(からすぐち)という描画用具で何本もの線を引き さらに化粧紙も加えて、さまざまな質感、色を組み合わせて作ります。 初めて烏口を使ったので、ところどころにじんでしまったり はみ出てしまったり。 なので、今回の画像はあまり拡大しないサイズでアップしました(笑 烏口はなかなか難しいですが 線の太さによっていろいろな表情を作ることができます。 水彩絵の具を使うため色彩が自由に作れるのも魅力。 上手になりたいテクニックですな。 ちなみに、今回の額装では ドキュモンの周りの太い黒っぽい線は茶色の化粧紙で その周りのブルーは水彩絵の具です。

アンカードルモン 自由制作とラヴィにトライ!

アンカードルモン(フランス額装)を習って3年ちょっと。 初めての技法に2つ続けてチャレンジしました。 1つ目は「自由制作」。 これまでは課題のデザインがあって それに合いそうなドキュモン(飾る作品)を選び 課題のデザインに沿って仕上げる、というのをやってきました。 それに対して自由制作は 好きなドキュモンに合うデザインを自由に考え、額装するというもの。 すっごく難しかったけど、とっても楽しい。 今までと全く違う視点でドキュモンやデザインを考えるプロセスは とても刺激的で、いろいろ発見がありました。 まだまだ自分の中に引き出しが少ないことも実感。 先生にいろいろアドバイスをいただいて ようやく完成したのがこれです。 ドキュモンは大好きなロバート・ハインデルの 「ダンサー リーピング」のポストカード。 それを「ビゾー・ファンタジー・アンテロンピュー」 というテクニックで額装しました。 「アンテロンピュー」とは「間があいている」という意味。 あえて色を抑えた2色の化粧紙、グレーと濃紫の間を 飛んでいる斜めの方向にあけて動きをつくりました。 そしてもう1つのチャレンジは アンカードルモンの中でも歴史の古い「ラヴィ」というテクニック。 「ラヴィ」とはフランス語で淡彩画のことで ​マット紙を彩色したりテープで縁取りして装飾をすることを言います。 ラヴィの中でも基本のテクニック 海綿で彩色する「ラヴィ・ムシュテ」からスタート。 ドキュモンはアリスティード・マイヨールの「女性の横顔」のポストカード。 点描っぽい絵筆の質感がムシュテと調和するのではとセレクト。 フレームは女性の帽子と合わせ、黒の化粧紙で作成しました。 ドキュモンに合わせた色を水彩絵の具でつくっていくのだけど まずこれに四苦八苦。 海綿で化粧紙に乗せていくときの大きさ、色の強さ、 違う色を乗せていくときの間隔や量など 思ったよりもすっごく難しかったです。 でも、色彩好きの私には、自由に色を作れるラヴィはとっても魅力的。 次はいよいよ烏口ペンを使ったラヴィにトライです。

11月のフランス額装はフレンチ・タッチ2年目No4の「エプリル」

久しぶりにフランス額装の作品です。 フレンチ・タッチ2年目4作目で「エプリル」というテクニック。 「エプリル」とはコンパスで作る楕円のことで 数学的に正確な楕円(「オーバル」と言います)よりも円に近く その分、少し歪んでいます。 上の作品では、エプリルの窓の中に もう1つ、エプリルでカットした輪を貼り付けているのだけど 左右と上下の空間の太さが違うのは、歪みがあるため。 「オーバル」なら歪みはないので、そちらにする選択もあったのだけど ドキュモン(飾る作品)が正方形に近かったのと キリンのかわいらしいイラストなので 丸みがあって手作りっぽい仕上がりになるエプリルを選びました。 ちなみにドキュモンは フランスの人気イラストレーター、ラリーさんの作品です。 周囲にはモチーフに合わせ、キリンっぽい筋が入った化粧紙を使用。 エプリルのラインに合わせて化粧紙を貼るのがむずかしかった〜。 特に輪は内側と外側両方を包むので、ややボコボコに…。 精進せねば。 いつも色をたくさん使いたがる私には珍しく(笑) 2色の化粧紙だけでスッキリと仕上げたのも今回の特徴。 色で遊ぶのは楽しいけど もっと作品を引き立たせることも意識しないと、と思うようになり 色使いについて考え直している最近です。 フレームは額縁ではなく、白木っぽい色の紙で仕上げました。 今まで紙フレームには黒色の紙しか使わなかったけど 色が変わるだけでグッと軽く明るい雰囲気になります。

懐かしうれし写真展と、初めての作品展

大学卒業後、最初に勤めた編集プロダクションで とってもお世話になったカメラマン事務所の 師匠とそこを巣立った弟子カメラマンたちとの コラボレーション写真展へ。 これがそのインビテーションカード。 さすが、カッコイイ写真です。 最初に勤めた編プロでは 撮影といえば必ずそのカメラマン事務所にお願いしていて ど素人で撮影のことなど何もわからない私は 彼らに多くのことを教えてもらい、いつも助けてもらっていました。 私はその後、フリーランスになったり別の会社に勤めたりして 仕事でご一緒する機会も少なくなってしまったため お会いするのは本当に久しぶりのこと。 それでも会場に入るとすぐ、写真展の主役である師匠が あの頃と変わらない明るい笑顔で声をかけてくれて 素直に懐かしいやらうれしいやら。 当時お仕事させていただいたカメラマンの方もいらして ほっこり楽しい時間を過ごしました。 師匠も弟子の方々も 今もカメラマンとして第一線で活躍し続けていることに 心より敬服します。 そして、その翌日には イラストレーター&額装家のつぼばやしあきこさんと ご友人の帽子デザイナー・中川由美子さんとの二人展へ。 つぼばやしさんは香川県と徳島県で教室を開いていて 私が運営しているフランス額装のサイト 「 Encadrement-un(アンカードルモン・アン) 」に 教室情報を載せさせていただいている先生の1人。 ネット上ではいろいろ作品を見せていただいているけど リアル作品を拝見するのは初めてです。 こちらは写真展の男性的なカッコ良さとは逆の 女性らしいやわらかさと美しさに溢れた展示会でした。 元アンティークショップというギャラリーの雰囲気と 作品とがとてもマッチしていて フランスのアパルトマンの1室のようなおしゃれな空間になっていました。 作品の内容も私との関係性も、全く異なる2つの作品展ですが みんな、それぞれに頑張ってるなあと。 頑張っている人からは元気といい刺激をもらえますね。

素敵なフランス額装展2つ

秋は1年で最もフランス額装の作品展が多い時期です。 私も先週今週と、2つの作品展にお邪魔してきました。 先週行ったのは 藤沢市の鵠沼海岸で アトリエ「 クラーエモティフ 」を開いている 竹内康子さんの初の個展。 竹内さんは教室を主宰していながら もっと勉強したいと、私と同じ教室に1年ほど生徒として通っていた方。 なので、スキルは私よりずっと上だけど どこか友達の作品展のような感覚でお邪魔してきました。 1人の手による作品ならではの 起承転結みたいなものが感じられる作品展でした。 今週は関西を中心に名古屋、九州、東京と広く活躍している 北野三希代さんが主宰する「 アトリエ ミラボー 」作品展へ。 こちらはアトリエミラボーの講師&生徒さん達の作品が並んでいて テイストや個性は実に多彩。 表現やテクニックのアイデアも豊富で、とても勉強になりました。 北野先生は私の師匠である巽英里先生と昔からの仲間で 実力とキャリアを兼ね備えた方。 現在、北野先生と巽先生の二人で 現代的な新しいデザインのフランス額装「フレンチタッチ」を 日本で展開しています。 竹内さんの個展もアトリエミラボーさんの作品展も とても刺激を受けました。 改めていろいろ作ってみたくなります。 ただ、これは私の個人的な印象なのですが フランス額装は東京よりも関西の方が活発で 作品展も関西の方がずっと多い気がします。 東京でももっといろいろな方の作品展が 行われるようになると楽しいのにな。 「竹内康子フランス額装展」での作品。ドキュモン(飾るもの) やテクニックでこんなに雰囲気や表情が変わります。 こちらはアトリエミラボーさんの講師の方々の作品。色使いは シンプルなのに、表情豊かでカッコイイ。勉強になります!