フランス額装とポストカードの関係
フランス額装を習い始めて2年。 ようやく日本の「額装」と「フランス額装」がどう違うのかが わかってきました。 今までわかってなかったのかよって話だけど 本当に何の知識もなく始めたんだなと 自分のことながらあきれます。 フランス額装をやっている人は カルトナージュをやっている人が多い、ということも 今になってようやく気づきました(遅い。。。) カルトナージュとは 厚紙で作った箱に布や紙を貼って美しく仕上げる フランスの伝統的な手工芸。 額装はフランスでは「アンカードルモン」といって ギャラリーや美術館などに飾られる絵などの額装も指しますが それだけではなく、カルトナージュや製本などと並んで 気軽に楽しめる趣味、クラフトとしても広く親しまれています。 (製本をクラフト的に楽しむというのも独特で、ちょっと興味深い) なので日本では、カルトナージュをやっていなくても もともとクラフトやハンドメイド系が好きで そこからフランス額装へ、というのが王道パターンっぽい。 私のように西洋絵画に興味を持つ→額縁に興味を持つ→フランス額装 というのは、かなりイレギュラーな流れ着き方だと思われます。 でもそれゆえに カルトナージュやフランス額装、ハンドクラフトに馴染んだ人達が なんとも思わないようなこと、当たり前としていることが 私にはおもしろく思えたり、新鮮だったりしています。 たとえばその1つがポストカード。 フランス額装ではよくポストカードを使いますが それは単に練習用の素材として便利だから。 練習して上手になったら好きな物を額装する、というのが 一般的な考え方というか、進み方です。 でもね、ポストカードも実にいろいろあって、深い世界。 ポストカードにこだわって額装するスタイル、楽しみ方が あってもいいんじゃないかと思ったりするわけです。 そういうフランス額装への自分なりの目線を ちょっと深掘ってみたいなと思っている今日この頃。 写真は、先日ネットで見つけて思わずポチったポストカード4枚。 ファッション誌「VOGUE」の昔の表紙をカードにしたものです。 どれも素敵で、額装が楽しみ。 最近はリアル店舗でもネットでも こういう気に入ったポストカードがあると むやみやたらに購入するク