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7月, 2017の投稿を表示しています

フランス額装とポストカードの関係

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フランス額装を習い始めて2年。 ようやく日本の「額装」と「フランス額装」がどう違うのかが わかってきました。 今までわかってなかったのかよって話だけど 本当に何の知識もなく始めたんだなと 自分のことながらあきれます。 フランス額装をやっている人は カルトナージュをやっている人が多い、ということも 今になってようやく気づきました(遅い。。。) カルトナージュとは 厚紙で作った箱に布や紙を貼って美しく仕上げる フランスの伝統的な手工芸。 額装はフランスでは「アンカードルモン」といって ギャラリーや美術館などに飾られる絵などの額装も指しますが それだけではなく、カルトナージュや製本などと並んで 気軽に楽しめる趣味、クラフトとしても広く親しまれています。 (製本をクラフト的に楽しむというのも独特で、ちょっと興味深い) なので日本では、カルトナージュをやっていなくても もともとクラフトやハンドメイド系が好きで そこからフランス額装へ、というのが王道パターンっぽい。 私のように西洋絵画に興味を持つ→額縁に興味を持つ→フランス額装 というのは、かなりイレギュラーな流れ着き方だと思われます。 でもそれゆえに カルトナージュやフランス額装、ハンドクラフトに馴染んだ人達が なんとも思わないようなこと、当たり前としていることが 私にはおもしろく思えたり、新鮮だったりしています。 たとえばその1つがポストカード。 フランス額装ではよくポストカードを使いますが それは単に練習用の素材として便利だから。 練習して上手になったら好きな物を額装する、というのが 一般的な考え方というか、進み方です。 でもね、ポストカードも実にいろいろあって、深い世界。 ポストカードにこだわって額装するスタイル、楽しみ方が あってもいいんじゃないかと思ったりするわけです。 そういうフランス額装への自分なりの目線を ちょっと深掘ってみたいなと思っている今日この頃。 写真は、先日ネットで見つけて思わずポチったポストカード4枚。 ファッション誌「VOGUE」の昔の表紙をカードにしたものです。 どれも素敵で、額装が楽しみ。 最近はリアル店舗でもネットでも こういう気に入ったポストカードがあると むやみやたらに購入するク

不染鉄展からのはがき掛軸

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東京ステーションギャラリーで開催中の 「 没後40年 幻の画家 不染鉄展 暮らしを愛し、世界を描いた。 」へ。 「不染鉄」と書いて「ふせんてつ」。 これはペンネームで 本名は不染哲治さんというのだそうです。 (のちに哲爾。鐵二とも号する) 水墨画が多く、色彩は決して多くないけど 緻密で立体的で、少しの色が効果的に使われていて 目線が常に俯瞰からというのもおもしろい。 ひと言でいうと、他では出会えないオリジナルな世界観。 見応えのある画でした。 この美術展で初めて知った画家ということもあって 全く期待せずに行ったのだけど、それだけに新鮮に楽しめました。 先入観なしに観るってやっぱり大事。 また今回は、掛軸の色が絵とそろえてあったり 不染鉄自身が書き込みをしてあったりと いろいろ工夫がされているのも印象的でした。 私がいま習っているのは「Encadrement(アンカードルモン)」という いわゆる「フランス額装」と呼ばれるものですが 掛軸は、いわば「ジャパニーズ額装」だなと。 なんて思って、軽い気持ちで検索してみたら 海外のファブリックなどを入れてインテリアとして楽しむ「 今様掛軸 」や 好きなポストカードを飾る「 はがき掛軸 」なるものも あることを知ってビックリ! 掛軸も現代インテリアとしてアレンジがされているのですね。 ますます掛軸と額装は近いわぁ。 でも…掛軸には手を出したいという気にならない私。 もともと日本画にそれほど引かれないからかしら。 掛軸は色や飾るものは変わっても、基本の形は同じで それがちょっと残念な気がします。 元の形を残しつつも、もう少しアレンジしてもいいんじゃないかなあ。 なんて、勝手な素人意見です。 いずれにしても、こういう世界が広がるのは なんだか楽しいことのように思います。 掛軸の人達にもぜひ頑張ってほしい。 写真は大国魂神社で7月20日に行われた 「からす団扇」「からす扇子」頒布の様子。 この扇を以て扇ぐと、農作物の害虫は駆除され、又病人は直ちに平癒し 玄関先に飾ると魔を祓いその家に幸福が訪れるといわれています。

複合ビル「ル・シーニュ」を皮切りに、府中近辺が急に便利になる予感

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2〜3年前に府中駅前の商店街がガッツリ全部なくなり ずーっと工事が続いていたのだけど やっとそこにビルがオープンしました。 ビル名は「L  SIGN」と書いて「ル・シーニュ」。 フランス語で「萌し、予感」を意味する言葉だそうです。 物販、飲食、クリニックなど約90店舗に住宅や公共施設もある 住・公・商・医一体型の商業複合施設。 府中にいきなりお店が増えたなあ、という印象です。 スポーツ専門店や化粧品専門店もうれしいけど とくに食系の充実が目覚ましい。 カフェ&レストランが現時点で30店。 H.I.Sと無印良品が旅をテーマにして初コラボした 「Café&Meal MUJI/H.I.S.」や 「四川料理 麻辣房」「宮崎産の旨い鳥 とり家 ゑび寿」 「いきなり!ステーキ」、イタリアンジェラード「yogorino」などなど 私的に初めてのお店が多くて楽しみ。 今はオープンしたてで、どの店も賑わっていますが なかでも「リンガーハット」が女性たちに大人気でビックリ。 ああ、しばらく外食が続いてしまいそう(笑) そして、地下に移転したスーパーマーケット「京王ストア」が 以前とは比べ物にならないくらい巨大になっていたり 成城石井もできたりと、食材関係も豊富に。 9月には府中から特急で1駅目の調布駅周辺に 商業施設「トリエ京王調布」もオープン予定。 イオンシネマのシネコンをはじめ、こちらも多彩なお店が入るようです。 府中周辺の生活がイッキに快適になりそうで期待です。 写真はル・シーニュの表玄関にかかっていた各店の看板。 本来のイメージカラーは出さず、モノクロで統一されているのが新鮮。 ル・シーニュ公式HPは コチラ 。

手術の付き添い

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手術の付き添いのために大学病院へ。 CT検査で父の心臓に動脈硬化があることが判明したため 心臓の血管に造影剤を注入し 本当に心臓の血管に詰まりがあるのか、 どの程度の詰まり具合いなのかを調べることになりました。 深刻な詰まり具合だった場合は そのまま心臓手術へと移行する予定だったのだけど 造影剤の段階で、薬で解消できる程度の詰まりとわかり 手術はせずに終了。 意外にも、年齢の割にはしっかりした心臓というお墨付きまでもらい 何はともあれ、ひと安心です。 落ち着いて見えていた父も、やはり不安は大きかったようで 手術しないでいいと聞いたときは 「ああ、そうですか」と言った後 うつむいて大きく息を吐いていました。 手術の前後には、2〜3時間ほど2人であれこれお話し。 10代の頃は父と折り合いが悪く衝突ばかりで 20代前半で一人暮らしを始めてからは 同じ東京に住んでいながら、家に帰るのは年に数回。 仕事で常に動き回っている父とは ゆっくり話をすることなど、ほとんどないままきてしまいました。 今は折り合いは悪くないけど 普段は改まって話す機会なんてなかなかないもの。 だから、今回のように2人でゆっくり話す時間は 特別なもらいもののような気がします。 付き添いや面会は、相手のための用事のように見えるけど 実際は自分が与えてもらった、自分のための時間なのだなと 強く思うこの頃です。 写真は造影剤検査を待っているときのもの。 最近は病院の中にもドトールやタリーズ、 さらには人気レストランなどまで入っているんですね。すごい。

いまさらながら小説「八咫烏シリーズ」にどハマる

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自分好みの本を見つけるのは、本当にむずかしい。 累計80万部のベストセラー小説「八咫烏(やたがらす)シリーズ」に 初めて手を出してみたら ほんの数ページでどハマりし、イッキに4巻目まで読み進めています。 著者の阿部智里さんは2012年に 当時20歳で史上最年少の松本清張賞を受賞した方。 その受賞作が「八咫烏シリーズ」1巻目の「烏に単は似合わない」で 当時、話題となったことはう〜っすら記憶しています。 その後、人気シリーズになり 文庫化されたのが3年も前の2014年。 でも正直、装丁が好みじゃないこともあってどうしても手が出ず 先月、シリーズ4巻目が文庫で発売されたときに やっと手に取ってみたのです。 そもそも帯に「◯万部突破」などのあおり文句が書かれていても そんなのあちこちの本に書かれているし 数字からは何も伝わってこないし…。 賞を取った作品が必ずしもおもしろいわけじゃないというのも 山ほど経験していて 受賞作は期待してしまうだけにがっかり感も大きいし…。 本は他の人がおもしろくても、自分もそうだとは限らない場合が多いので 本当に選ぶのが難しい。 とまあ、何が言いたいかというと こんなにおもしろいならもっと早く手を出せばよかった! 阿部智里さんは上橋菜穂子さんの「守り人シリーズ」や 「ハリー・ポッター」シリーズが大好きだったとのこと。 世界観を、まるで現実にそこにあると思えるくらい 手で触れられそうなくらい緻密に、リアルに、しっかりと つくり上げているところはまさに同じです。 映画にしろ小説にしろ 独特の世界観がしっかりつくられている作品は本当におもしろい。 WEB本の雑誌のインタビュー記事 を拝見すると 阿部さんは子どもの頃から作家になると決め いつも周りにそれを公言していたとのこと。 物語をつむぐことだけを目指してきた若い作家さんというのも とても興味深いです。 八咫烏シリーズ公式HPは こちら