投稿

6月, 2016の投稿を表示しています

中野京子さんの出版記念講座「新 怖い絵」へ

イメージ
私が西洋絵画に興味を持ったきっかけの1つに 確実に中野京子さんの著書があります。 「名画の謎」シリーズはもちろんのこと 「怖い絵」シリーズや「名画で読み解く ハプスブルク家12の物語」、 「名画で読み解く ブルボン王朝12の物語」などなど どれもがおもしろくって、片っ端から夢中になって読みました。 読んだ本のほんの一部。 その中野京子さんの講座に、やっと行くことができました! 以前に一度申し込んだのだけど、仕事の都合で行けず その後はしばらく講座そのものがなかったので まさに「やっと」というのが実感。 会場に着くと、100名以上入る会場が既にほぼ満席。 講座の内容は笑いあり、感嘆あり、驚きあり。 著書を読んだときとまったく同じで とにかく中野京子さんの知識の幅の広さに圧倒されます。 オペラから小説、そしてノンフィクションの史実まで いろいろなことがすべて1つの絵画の背景につながって 人間というものの一筋縄ではいかない姿と それを映し出す西洋絵画のおもしろさを存分に教えてくれます。 そして何よりも魅力的なのは それをクールに、そして面白がりながら認める中野さんの視点。 著書から感じる空気そのままです。 講座が多くない方なので、あるときにはまたぜひ行きたい。 ちょっと追っかけになってしまうかもという予感(笑 ちなみに、講座のタイトルになっている 「新 怖い絵」の出版は1カ月先に延びたそうです。 これも読まなきゃな。

「村上春樹とイラストレーター」展と、手放せなかった2冊の本

イメージ
「 村上春樹とイラストレーター   - 佐々木マキ、大橋歩、和田誠、安西水丸 - 」展へ行ってきました。 村上春樹さんとイラストレーターをテーマにした初の展覧会です。 私が紙の編集者として駆け出しの頃 和田誠さんと安西水丸さんはすでに堂々たる大御所。 お仕事をお願いする機会なんてほとんどなくて でも、いろんな本や雑誌で毎日のようにイラストを拝見していました。 とくに安西水丸さんは イラストレーター兼ライターだった友人が師事していたことから どこか身近な印象を勝手に持っていました。 2年前にお亡くなりになったこともあって その原画をどうしても見たくなったのです。 場所は西武新宿線・上井草駅にある「 ちひろ美術館・東京 」。 緑と赤屋根のコントラストが印象的。広い敷地に ゆったりと建てら れてい ます。 原画を1つ1つ見ていると、その魅力に改めてくぎ付けに。 個性は違えど、世界感がしっかりあって イラストから放たれる強いパワーはあの時代そのものです。 和田誠さんのイラストは、やっぱりむちゃくちゃカッコ良い! 色使いひとつにもセンスがあって、見入ってしまいます。 安西水丸さんのイラストは今見ても鮮やか。 線も色も影も、曇りがなくて気持ちいい。 そして、4人のイラストが表紙や挿絵となった本や雑誌が たくさん置いてあったのだけど その中に自分が持っている本が2冊もあってびっくり! というのも、もともと一度読んだ本を二度は読まないタチなのと 東日本大震災のときに背の高い本棚を置くのが怖くなって 本は一部を除いてすべて古書店へ渡してしまったから。 残したのは友人・知人が作った本と一部の趣味の本、 そして仕事に使う辞書だけ。 村上春樹さんの2冊は上記のどれにも当てはまらないので 本来なら処分してしまっているはずなのだけど (事実、村上春樹さんの小説はすべて古書店へ渡しました) この2冊はどうしても手放す気になれなくて ひっそり持ち続けていたのです。 家にあったその2冊を撮影しました。 左「たて組ヨコ組 秋・第18号」   ヨコ組/文章:村上春樹、イラスト:安西水丸、 右「羊男のクリスマス」   文章:村上春樹、イラスト:佐々木マキ

友人おすすめの武蔵小山 くらたで旨い夜

イメージ
日中は原稿書きの仕事をコツコツ進め 夜に以前から約束していた、久しぶりの友人達と飲み食べに。 友人おすすめの「 蕎麦割烹 武蔵小山 くらた 」に 連れて行ってもらいました。 名前の通り、武蔵小山にあるお店。 2014年1月にオープンしたところ なんと同年12月に発行された「ミシュランガイド 2015」に いきなり掲載された、知る人ぞ知る名店です。 お料理が出るその前から 急須型の箸置きにやられました。かわいらしい♪ 先付けは焼き茄子とウニと空豆。 ホワイトソースのようなものはふんわりなめらかなお豆腐です。 ウ、ウニ、うれしい。 椀はハモと焼きなす。 このスープ、コクがあむちゃくちゃおいしい。 そして炙り寿司。 言うことありません! 器も素敵です。 このほか焼物や煮物、手打ち蕎麦とどれも満足でした。 最後は色彩も美しい抹茶とシソのかき氷。 一番下にあるのはスイカ。 今年初のスイカをいただきました。 このところ贅沢なディナーをいただく機会が続いていて幸せ(笑 でも体重管理、そろそろしないとあかん気がします。

明治神宮御苑の花菖蒲田と夫婦楠

イメージ
友人とランチをした後 誘われて明治神宮御苑の花菖蒲田へ行ってきました。 中野区で育った私にとって、明治神宮はすごく身近なところ。 毎年お正月には家族で初詣に行っているのだけど あまりに身近すぎて、明治神宮御苑など 拝殿以外のところには行ったことがないことに気づいて 我ながらびっくり。 花菖蒲田があることも知りませんでした。 明治神宮御苑は、明治時代に宮内省の所轄となり 代々木御苑と称された 明治天皇、昭憲皇太后ゆかりの場所なのだそう。 土曜日なので外国人旅行者など観光客が多かったのだけど 色とりどりの花菖蒲が本当に美しかったです。 やっぱり青系、紫系の花って、しみじみと美しいなあ。 昔から憧れているのは 草花ではなく、梅や桜のような木に 青くて大きい花が咲く風景。 そんな木が延々と並ぶ景色を見てみたいと思ったことを 花菖蒲田を見ながら思い出しました。 花菖蒲を眺める丘に建てられている 茅葺の四阿(あずまや)も趣きがあっていいですね。 パワースポットとして有名な「清正井」はすごい行列で 遠くからお参りして終了。 せっかく明治神宮にきたのだから拝殿にお参りして帰りました。 拝殿の左手前にある2本のご神木「夫婦楠」(めおとくす)の形が とてもかわいらしくて思わずシャッター。 夫婦円満・家内安全を象徴するパワーツリーなのだそうです。 明治神宮から出たところには、美しいあじさいの群生も。 明日からしばらく原稿作成の日々。 清々しい気持ちで集中できそうです。

Windows10にアップグレードしてもokoshiyasu2 は使えるか!?

イメージ
昨年春から担当していた Windowsを使う必要がある仕事が終了したので この機会にWindows10をインストールしました。 Windows10の無料アップグレード期間が今年7月29日で終了し それ以降には2万円くらいの有料になるらしいので。 アップグレードするうえでいちばん懸念していたのは okoshiyasu(おこしやす)2 が使えなくなるのでは? ということ。 okoshiyasu2はWindows用のテープ起こし音声再生ソフト。 フリーウエアなのに シンプルな操作でほしい機能がちゃんとあり とても使いやすくて気に入っています。 もしokoshiyasu2が使えなくなると、ちょっと、 いや、かなりツラいなあ。 余談ですが、現在ではテープは使わずICレコーダーなのに いまだに「テープ起こし」って言うのはおもしろいですね。 「音声再生ソフト」や「書き起こしソフト」という表現も見るけど これだとどういう時に使うものなのかイマイチ伝わらない。 やっぱり「テープ起こし」の方が直感的にわかりますね。 Windows10のインストールにかかった時間は だいたい1時間。 問題のokoshiyasu2のアイコンをクリックしたところ 「ファイル読み込み時にエラーが発生しました」という画面が! やっぱり使えなくなったかー!?とガッカリしつつ 「OK」をクリックしたら なんと、okoshiyasu2の操作画面が立ち上がるではないですかっ。 何度やっても最初にエラー画面が出るけど その後に操作画面が出てきます。 試しに音声データを再生してみたところ ちゃんと再生され 停止や巻き戻しなどの操作も問題なくできました。 そのうちエラー画面のみになって使えなくなるかもしれないけど 当面は今まで同様に使えそう。 とりあえず助かった〜。 okoshiyasu2はバージョンアップがしばらくされてないけど ぜひお願いしたいなあ。 使えるところまでこれで頑張っていこうと思います(笑

鯖江出張と超人気店「馳走 飯田」の夜

イメージ
4代続く印章彫刻士の方々の取材で 福井の鯖江へ行ってきました。 鯖江の町はゴミなどが全然落ちてなくてとてもキレイ。 趣きのある古い家並みと清潔感のある町とがうまく融合していて 旅行で来ていたら 街歩きがとても楽しかっただろうと思います。 丸1日じっくりと興味深いお話しを伺った後は 予約が取れないことで知られる超人気店 「 馳走 飯田 」へ連れて行っていただいて 同行した女性ディレクターと恐縮しながらも感激! 超人気店だけあって、お料理はどれもおいしいのですが 一品一品にほどこされたあしらいがまた お料理に負けないくらい素敵でした。 たとえば先付には 6月末に神社に置かれる「茅の輪」のアレンジ。 最初に箸を「茅の輪くぐり」と同様にくぐらせて 正月から6月までの半年間の罪穢(つみけがれ)をお払いしましょ という楽しい趣向です。 あじさい柄の器にはあじさいの葉で蓋をするなど 季節感もふんだんに。 中身はフォアグラの茶碗蒸しと季節の野菜の白和えで 思わずうなるおいしさです。 季節先取りのハモ。 天ぷらの揚げ出しは、梅雨の季節に合わせて番傘模様の器に。 深川めしとあおさのお味噌汁。手前はへしこ。 どれもこれも、あー、おいしすぎ! 他にお刺身や炊き合わせ、ご飯の後のデザートなどなど 贅沢三昧のディナーでした。 ご主人はまだ若く、朗らかで話し上手。 それでいて料理やおもてなしに対する姿勢は、とても真摯で謙虚。 何から何まで気持ちのよいお店で 地元の方々が競って行きたがるのがよく分かる気がしました。 東京在住の私には 人生の中でもう一度行ける機会があるかどうかという感じだけど 希望を込めて「もう一度行きたいお店リスト」に追加、しておきます。