銀座の
ギャラリー枝香庵(えこうあん)で開かれた
「EATART」によるお食事会に行ってきました。
「EATART」は料理家・食空間プロデューサー の大塚瞳さんと
美術作家・中村眞弥子さんによるユニット。
大塚瞳さんはホテルのメニュー開発やケータリング、雑誌連載など
食に関する活動を幅広く展開されている方。
中村眞弥子さんも、油絵などの平面作品を中心に
服飾ブランドとのコラボや食器の上絵付けなど多方面で活躍していて
この日はギャラリー枝香庵で個展も開催していました。
お食事会は
中村さんが染め付けをした有田焼きのうつわと
大塚さんが作る日本古来の野菜などを使った春のメニューという
食とアートの融合を楽しむ趣向です。
テーブルには春らしい黄緑色のクロスが敷かれ
この日のメニューが書かれた桜色のカードが。
席につくと、まず最初に出されたのは「さくらの甘酒」。
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さくらの甘酒 |
実は私、甘酒が苦手なのだけど、これは口をつけてビックリ!
ヨーグルトで割ってあるのでとてもフルーティでおいしい〜。
飲み進めると、下に沈んでいた桜の塩漬けが
白い中にふわりと浮いてくる趣向も素敵でした。
前菜は3種類。
左から「金柑とクレソン和牛たたき」「フルテイカトマト煮」
「苺と菜花の生春巻」。
どれも意外な組み合わせだけど、味はちゃんと調和していて
これもおいしくいただきました。
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左から金柑とクレソン和牛たたき、フルテイカトマト煮、苺と菜花の生春巻 |
この後の「あぶり鰆酒粕蒸し」は
撮影するのを忘れてつい食べてしまったので(笑
下の写真はその次の「黄金豚ヤンニョム」。
見た目はダイナミックですが、味つけはさっぱりと食べやすかったです。
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黄金豚ヤンニョム |
ご飯ものは「南関(なんかん)いなり土筆と木の芽味比べ」。
南関あげは熊本県南関町に昔から伝わるあげ豆腐で
油抜きに3時間かかるなど、とても手のかかる食材なのだそうです。
初めて食べたけれど、ふっくらやわらかく仕上がっていて
甘すぎず、濃すぎず、中にちょっと入ったわさびがマッチしていて
この日いちばん感動したおいしさ!
手作りのガリがまた、爽やかで美味です。
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南関いなり土筆と木の芽味比べ |
「桜海老と里芋 桜葉おこわ」、「揚豚団子葛きりなべ」と続いて
(また撮影するのを忘れて食べてしまいました 笑)
デザートは皮も餡も手作りの、かわいらしいミニ版「どらやき」。
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ミニどらやき |
そして、中村さん絵付けの湯のみのお土産までいただいて
大満足のお食事会でした。
もちろん、中村さんの個展もしっかり拝見しましたよ。
ギャラリー枝香庵の個展は4月8日まで。
その他に、パークホテル東京 アーティストフロア31Fでも
アート展を開催中で、こちらは5月29日までです。
爽やかでやさしい色彩の素敵な作品がたくさん。
ご興味ある方はぜひどうぞ。