「VOGUE」1935年1月号表紙をパヴェ・オン・シュスパンションで額装

雑誌「VOGUE」の1900年代前半ごろの表紙は人気が高く
ポストカードになっているものがたくさんあります。

今回のドキュモン(飾る作品)もその1つで
「VOGUE」1935年1月号の表紙です。

この頃の表紙って、背景といい、小道具といい
よく作り込んでいますよねー。
撮影するのが楽しかっただろうなあ、なんて
つい編集者目線で思ったりします。

パヴェ・オン・シュスパンション

額装のテクニックは
Pave en suspention(パヴェ・オン・シュスパンション)。
suspentionとは、フランス語で「支えられている」という意味です。

ドキュモンが入っている四角い部分がパヴェで
その下に入れている台と左上の三角の一部で
パヴェを支えています。

今回はドキュモンもデザインも、色彩が少ないので
両サイドと下側の壁にも三角のラインと同じ赤い化粧紙を使い
赤い色がぐるっとひとまわりするようにしました。

パヴェに対して斜めにラインと色が入るデザインは
シンプルでいながら効果的。
他のドキュモンでもいろいろ作ってみたくなります。

パヴェ・オン・シュスパンション