かれこれ10年くらい
宗教法人立正佼成会の機関誌の1つ「やくしん」の
お仕事をさせていただいています。
私自身は立正佼成会の会員とかではないのだけど
私のホームページの問い合わせフォームに
お仕事の依頼をいただいたのがきっかけで
以来、気持ちよくお仕事を続けさせていただいています。
その「やくしん」で
2020年1月から2年間担当した連載が
書籍化され、6月30日より発売されることに。
タイトルは
「親子が変わる〈 SomLicペアレント・トレーニング〉
感情に振り回されない子育て」
(1650円、佼成出版社)
著者は
特定非営利法人 子育て家族支援団体 SomLic(ソムリック)代表で
白梅学園大学子ども学部准教授の田中真衣先生。
とても聡明で気さくで、あたたかい方です。
SomLicペアレント・トレーニングについては
本書の第1章に書かれている説明がとてもわかりやすいので
そのまま抜粋します。
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「SomLic」 は
子どもが家族と離れて暮らす児童養護施設で働くスタッフが
中心となって立ち上げました。
児童養護施設には、虐待で心身共に深く傷ついた子どもも
少 なくありません。
日々、そうした子どもたちを支援する中で私たちが感じたのは
虐待は残酷なことで許せないけれども
虐待をしてしまう親自身も追い詰められているということ。
にもかかわらず、いまの社会システムでは
そうした親へのケアが行き届いていないのが現状です。
(中略)
世界にはさまざまなペアレント・トレーニングが存在しています。
認知行動療法をベースに
アメリカで開発されたペアレント・トレーニングは
問題行動のある子どもの治療技法として発展してきました。
ペアレント・トレーニングは、治療の効果検証が行われており
エビデ ンス(証拠や根拠)のある研究も多く発表され
成果が積み重ねられてきています。
お子さんを育てている親御さんだけではなく
里親さんや児童福祉関係者の方がたにも役立つものです。
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この連載を担当させていただいて
認知行動療法をベースにしたぺアレント・トレーニングは
親子だけではなく
いろいろな人間関係に応用できると感じました。
本の最終ページのスタッフクレジットには
私の名前も編集協力として入っています。
本屋さんで見つけたら
ぜひ、手に取って見てみてください。