ドキュモン(飾る作品)は
エミール・ガレ「薔薇シリーズ」脚付杯の
ポストカードサイズのクリアファイル。
2016年に東京庭園美術館で開催された美術展
「ガレの庭 花々と声なきものたちの言葉」で購入したものです。
「アントル・ドゥ・ヴェール」とは
フランス語で「2枚のガラスの間」という意味で
ガラス(実際はアクリル板を使用)でドキュモンを挟む手法です。
透明なアクリル板の中に
ドキュモン(飾る作品)が浮かんでいるように見えるのが魅力なので
通常は写真など存在感がしっかりした物を飾ります。
でも今回は、クリアファイルの半透明感を活かしたくて
あえてアントル・ドゥ・ヴェールに。
でもそれだけだとぼや〜っとしそうなので
先生と相談して、マット紙を加えたアレンジバージョンにしました。
下は、裏側に手を差し入れたところ。
このように中央の部分は背景が透けて見えます。
サイドボードの上に立てかけてみると
透明感がよくわかります。
最初はマット紙だけの予定だったのだけど
仕上げ前に確認したら、なんか物足りない。
マット紙と中央の透明部分の違いがあまりにはっきりしすぎて
気持ち悪いというか、しっくりこない。。。
というわけで、思い立って
光を通すカラートレーシングペーパーで装飾を入れました。
トレーシングペーパーは極薄の紙なので
ちょっとしたことですぐ折れたり切れたりして
不器用&雑な私には、カットするのもすっごい大変!
そのため、やや手作り感あふれた感じになってしまったけど
でも、雰囲気は出せたかなと。
そこそこ気に入った仕上がりになりました。
光の強いところでは
こんな風に後ろに影ができて立体感が出るのも
このテクニックのおもしろいところです。