東山魁夷の「冬華」でパス・パルトゥ・フォルト・パント

フォルト・パントとは「強い傾斜」という意味。
ドキュモン(飾る作品)の周りに強い傾斜をつけた額装です。

東山魁夷の「冬華」でパス・パルトゥ・フォルト・パント
















ドキュモンは東山魁夷さんの「冬華」のポストカード。
昨年の美術展で購入したものです。

雪原に立つ霧氷に覆われた樹と、鈍く光る太陽を描いた
静かで清澄な印象の絵。
その静寂の雪原の世界を作りたくて
傾斜の部分はベルベット風の起毛があるハイミロンという生地の
白を使用しました。

ドキュモンの周囲と手作りした額縁には
ごくごく薄〜いピンクが入ったグレーの化粧紙を使用。

最初はドキュモンと揃えて
ブルーがかったグレーを使おうと思ったのだけど
実際に当ててみるとドキュモンが沈んでしまう感じが。

ごくごく薄〜いピンクが入ることで
ドキュモンのブルーグレーがやわらかく立ち上がったと思います。

正面からみるとこんな感じ。
ドキュモンの木の左側の白い線は、撮影時の光の反射です。
アクリル板が一番上にあるので、撮影の角度が難しい。。。

東山魁夷の「冬華」でパス・パルトゥ・フォルト・パント






















今回の額装は自分でもとても気に入っています。
額縁まで手作りするのが最近のマイブーム。

やっと少し、頭に描いたイメージと出来上がりが
近づいてきた感じです。