雑誌の「DRUM TAO」の写真を「パス・パルトゥ・デクッペ」で額装

バイリンガル美術情報誌「ONBEAT(オンビート)」に載っていた
「DRUM TAO(ドラム・タオ)」さんの写真がすごく強くて
どうしても額装してみたくなりました。

「DRUM TAO」さんは世界で絶賛されている
和太鼓エンターテイメント集団。
この写真は雑誌のために撮り下ろされたものではなく
「DRUM TAO」さんがFacebookのプロフィールにも使っている
いわゆる宣材写真のようです。

今回はドキュモン(額装する作品)が先にあったので
まず、自由制作としてデザインを考え
「パス・パルトゥ・デクッペ」というテクニックを使うことにしました。

「DRUM TAO」の写真を「パス・パルトゥ・デクッペ」で

写真だと紙の質感や色が実物通りに出ないのが残念。
赤い部分はシワのある和紙で、実際はもっと沈んだ暗い紅色です。

銀と黒と赤という、超強い色の組み合わせにも
全然負けないドキュモンがすごい。

ちなみに、「パス・パルトゥ」は
ドキュモンを見せる窓と額縁までの空間のこと。
「デクッペ」は「切り分ける」という意味です。

このドキュモンは、まったく逆のシンプルなデザインにも合うと思います。
たとえば、黒一色でまとめたり
周りは白で黒いラインを1本だけ入れたり。
それは作る人次第。

最近思うのだけど、フランス額装はつまりは
自分がドキュモンから受けるイメージや感じる世界を
色や形を添えることで表すもの。
だから作る人で全然違うものになるし
イメージを形にしていく作業が、むっちゃおもしろい。

気づいたら、フランス額装を始めてから丸4年が過ぎました。
飽きるどころか、おもしろさばかりが募ります(笑

「DRUM TAO」の写真を「パス・パルトゥ・デクッペ」で