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5月, 2016の投稿を表示しています

ときにはラグジュアリーナイト

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日本・ベルギー友好150周年公式イベント 「アール・ヌーボーの都ブリュッセルとジュエリー」に参加しました。 場所はアルマーニ銀座タワー10階のアルマーニレストラン。 ゴールドとブラックで統一された室内は そのまま映画のシーンに出てきそうなゴージャスな空間です。 たとえば こんな感じ 。 ふだんはジュエリーにとんと興味がない私ですが 意匠が凝らされた時代物のジュエリーは アクセサリーではなくもはや美術品。 写真を見るだけでもとても楽しめます。 今回の、ジュエリーデザイナー・大島果林さんによるセミナーは ベルギーのアール・ヌーボージュエリーの巨匠 フィリップ ウォルファースについて。 作品の特徴や彼を産みだした背景など、 豊富な写真資料とともに解説していただきました。 充実したセミナーの後は 参加された方々とお話しをしながらのお食事。 これも今回の大きな楽しみの1つです。 コースメニューのカードを持ち帰るのを忘れてしまったので 料理名がわからないのだけど 見た目はもちろん、味も文句なくおいしい! どれも素材の良さをしっかり感じられる味でした。 一番下はデザートのパンナコッタ。 パンナコッタの上にアメ細工の赤いチョウチョがいるのがわかりますか? 半透明のチョウチョがとても美しかったです。 元学芸員さんや絵の先生、蘭のプロ、心理分析士さん、アーティストさんなど 個性的でユニークな方々とお話しできたのも とても貴重な時間でした。 ジュエリーにもアルマーニにも縁のない私ですが ときにはおめかしして こんなラグジュアリーナイトな体験もいいですね。

額装レッスン3作目「ラ・ゴルジュ」とギャラリー・うつわノート

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額装教室での3作目が完成しました。 今回使った素材は速水御舟の写生帖を題材にしたポストカード。 ダリアの花と葉がいろいろな角度で描かれているのだけど 赤の色が実にあか抜けていて品があり とても気に入っているカードです。 額装のテクニックは「ラ・ゴルジュ」。 フランス語で「溝」という意味だそうで 素材の周囲に幅5~10mmの溝のような切れ込みを入れて枠取りし そこに色や模様を入れます。 今回はカードの赤色を目立たせたかったので 溝はマットと同系色のグリーンに。 質感の異なるクシャっとした紙を使ったのだけど あまりわかりませんね。 もっと極端に違う質感のものにすればよかったんだな。 額は今回もオーダーメイド。 一般的な茶や黒の額縁にするととたんに超「和」になり おもしろくないので あえてツヤのない赤色で細身の額縁を選んでみました。 実は額縁をつける前までは 緑が濃すぎて失敗したな、と思っていたんだけど 額縁を入れたら赤が蘇りました。 額縁の力って、すごい。 前回の「ビゾー・クラシック」 とはまた全然違った 濃ゆ〜い雰囲気に仕上がったけど これはこれで、ま、アリかなと(笑 下の写真は先日行った 川越のギャラリー「うつわノート」の入り口。 築80年の古い洋館を改造した建物は 中もとても雰囲気があって素敵でした。 使われているテーブルや棚1つ1つのセンスもよくて 展示されている作品だけでなく この家そのものも作品という感じ。 遠くてなかなか行けないけど、機会があったらまた行きたいな。 額装とは関係ないけど、アートつながりということで。

腹くくって若冲展、そして初・東京アートフェア

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こんなに長い時間行列に並んだのは、生まれて初めて。 異例の超大ヒット「若冲展」に行ってきました。 以前、GW前の平日の朝10時前に行ったことがあるのだけど チケットを買う行列に40分並んだ後で チケットを持っている人の行列に1時間並ぶという状況に 思い切りくじけ 近くの東京国立博物館でやっている 特別展「生誕150年 黒田清輝─日本近代絵画の巨匠」を観て 帰ってきました(笑 GW後なら空いてるだろう…と思っていたけど ネットのつぶやきなどを見ると 空くどころか、さらに混み合っている状況とのこと。 これはもう腹をくくるしかない、と心に決め ネットでチケットを購入して 平日の朝一、開館時間の9時30分に行きました。 9時30分に着いた時点で チケットを持っている人で160分待ち! 腹くくって来ましたからね、並びましたよ。 その後もどんどん人は増え、 午前10時過ぎ以降に来た方は180分待ちになっていました。 しっかり2時間30分近く待ってやっと入館。 中も混んではいたけど、人数制限をしているので 作品はちゃんと観ることができました。 作品を見たとたん、並んだ甲斐はあったーーーーと思いました。 大胆な構図と緻密すぎる線。 コケティッシュでかわいらしい丸みのあるデザインと ちょっと気持ち悪い背景や装飾との不思議な同居。 そして鮮やかな色彩。 全てがあわさって ドラマチックとしか言いようのない絵がありました。 水墨画であっても地味にならなないところがすごい。 うっとりの連続で、行列大嫌いな私ですが 並んででも観てよかった!と思いました。 せめてもの救いです(笑 その翌日は 国内外の157ギャラリーが出展し 古美術、工芸から近代美術、現代アートに至る幅広いジャンルの作品が 一堂に会する日本最大級のアートの見本市「東京アートフェア」を見学。 初めて行ったのだけど いろいろなアーティストの名前や作品、ギャラリーを知ることができて 美術展とはまた違う、次につながるおもしろさがありました。 若冲展は平日の午前中ということもあって 年齢層がかなり高め。 東京アートフェアは逆に若い人が多くて 絵によって、イベントによって、楽しむ年齢層が違うのは興味深いです。 若冲展で

畦地梅太郎さんの「あとりえ・う」と、旧白洲次郎・正子夫妻の家「武相荘」

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両方とも小田急線の鶴川駅にあります。 GWでもこのあたりは全然混んでなくて、ホッとします(笑 「 あとりえ・う 」は 山の版画家と言われた畦地梅太郎さんのアトリエを改装して 2001年にオープンした畦地さんギャラリーです。 鶴川駅北口から、おそらく昔は山だったのだろうと思われる高台へ 急な坂道を上って7〜8分。 住宅街の中にひっそりとあるのでわかりにくいのですが こんな素朴で味のある版画を見ることができます。 無骨さと、おかしみと、あたたかみがあって じわじわきます(笑 「あとりえ・う」から5分ほどさらに奥に入れば 「 武相荘(ぶあいそう) 」に到着。 旧白洲次郎・正子夫妻の家として、また、人気の博物館としても テレビや雑誌によく取り上げられていますが 来たのは初めて。 農家を改造したものなので、昔ながらの茅葺き屋根の大きな平屋。 広い縁側と大きなガラス窓は、今では本当に贅沢に感じます。 中は撮影禁止なので入り口だけ。 大きな引き戸の入り口、憧れだなあ。 個人的に気に入ったのはこの2つ。 まずは白州次郎氏が中学生の頃に(!)乗り回していたという アメリカの高級車「ペイジグレンブルック」。 昔の車って機能的でも安全でもないけど デザインは断然今よりカッコイイと思います。 もう1つは門の横にあった臼の郵便ポスト&新聞受け。 「しんぶん」の文字が味あり。 そうそう、別にこれで用は足りるんだよね、と思ったけど 誰でも郵便内容が見れるし、簡単に盗めちゃうから 今の時代は個人情報云々でありえない形ですね。 最近、ポストカード収集が楽しくなっている私は ここのショップでもついカードに目がいってしまいました。 購入したのは白州正子さんが経営していた染織の店『こうげい』の 案内状を復刻したグリーティングカード。 上段左から「つばき」「ぼたん」、下段左から「たけのこ」 「ざくろ」。 写真だとよくわからないけど、織り目までしっか

2016年のくらやみ祭、終了

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朝4時に、突然の大きな太鼓の音で目覚めました。 午前4時に各神輿が御旅所を出発し、大太鼓に導かれ町内を巡行した後 午前7時半までに神社境内に還る神輿還御(おかえり)の日でした。 大国魂神社最大の例大祭で 東京都指定無形民俗文化財に指定されている「くらやみ祭」が 今年も終わりました。 下の写真は神社に行ってみたら記念写真を撮っていて とても素敵な雰囲気だったのでつい便乗。 SNSにアップしたけど 時間とともにたくさんの情報の中に埋もれて行ってしまいそうなので ブログにも写真を残しておくことにしました。 府中に引っ越して来て、初めてくらやみ祭を見たときは 地元の人がすべて出てしまっているのでは? と思うほどのすごい賑わいと活気に圧倒されました。 私が育った中野区では、子供の数が少なくなったためか 子供の頃に駆け回って 夏には盆踊りをした神社はいつの間にかさびれ お祭りもすっかり小規模になってしまっているので 子供の頃からこんなすごいお祭りをずっと 普通に体験してきた人たちがうらやましくもなりました。 府中生活も5年目になり くらやみ祭にもすっかり慣れてきたけど こういう景色は、やっぱりいいなと思います。 大国魂神社の参道で、くらやみ祭の終わりの記念写真を撮っていました。 後ろに2機の御神輿があるということは、2つの町内会の方々が一緒に 写真をとっているのでしょうか。 くらやみ祭の最後の「神輿還御(おかえり)」の様子。大国魂神社の参道入り 口に各町の御神輿や大太鼓が集結し、これから参道を通って神社に還って行き ます。

暴風の中で発作的窓掃除

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キレイ好きでもマメでもないけど 窓の汚れだけ、どうしてもガマンできなくなるときがあります。 今朝も、目が覚めてカーテンを開けたら窓の外は暴風雨。 ホコリやゴミが風で飛んで雨で窓に貼り付くのか それとももともとついていた汚れが雨で広がるのか とにかく窓と網戸の汚れがヒドい! 気になる! あー耐えられない! もうじっとしていられず 雨が止んだ瞬間、まだ暴風が吹きすさぶ中で 早朝から発作的窓掃除となりました。 ベランダの網戸を水洗いしていたら 暴風で洗剤や水が巻き上がる!飛ぶ飛ぶ! 髪も体も服もベチャベチャになってしまいました。 GWの早朝、暴風のベランダで ビショビショになりながら一心不乱に網戸と窓を拭く自分て… かなりヤバい状態に見えることは間違いない。。。。 でも、掃除し終わった窓を見たら 透明な窓の向こうに いつの間にか快晴になっていた真っ青な空と太陽の光りがキラキラ! きっれいーーーーー。あー、気持ちいいっ! 家の中の空気まできれいになって、大きく呼吸できるような 幸せな気持ちになるんです。 風水では、きれいな窓は開かれた未来をあらわすとか。 うん、それもウソではないかも(笑) ちなみに、窓ガラス用洗剤はできるだけ使いたくないので 私は洗剤いらずのハイテク繊維「 MICROTH(ミクロス) 」を愛用。 ぬれタオルで窓の汚れをサッと拭き ミクロスで水分を拭き取るだけで ニジミのない透明な窓になるので衛生的で手軽です。 ランニングでよく行く公園。緑が美しい季節になりました。