11月のフランス額装はフレンチ・タッチ2年目No4の「エプリル」

久しぶりにフランス額装の作品です。
フレンチ・タッチ2年目4作目で「エプリル」というテクニック。

フレンチ・タッチ2年目4作目















「エプリル」とはコンパスで作る楕円のことで
数学的に正確な楕円(「オーバル」と言います)よりも円に近く
その分、少し歪んでいます。

上の作品では、エプリルの窓の中に
もう1つ、エプリルでカットした輪を貼り付けているのだけど
左右と上下の空間の太さが違うのは、歪みがあるため。

「オーバル」なら歪みはないので、そちらにする選択もあったのだけど
ドキュモン(飾る作品)が正方形に近かったのと
キリンのかわいらしいイラストなので
丸みがあって手作りっぽい仕上がりになるエプリルを選びました。

ちなみにドキュモンは
フランスの人気イラストレーター、ラリーさんの作品です。

周囲にはモチーフに合わせ、キリンっぽい筋が入った化粧紙を使用。
エプリルのラインに合わせて化粧紙を貼るのがむずかしかった〜。
特に輪は内側と外側両方を包むので、ややボコボコに…。
精進せねば。

フレンチ・タッチ2年目4作目



















いつも色をたくさん使いたがる私には珍しく(笑)
2色の化粧紙だけでスッキリと仕上げたのも今回の特徴。

色で遊ぶのは楽しいけど
もっと作品を引き立たせることも意識しないと、と思うようになり
色使いについて考え直している最近です。

フレームは額縁ではなく、白木っぽい色の紙で仕上げました。
今まで紙フレームには黒色の紙しか使わなかったけど
色が変わるだけでグッと軽く明るい雰囲気になります。