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10月, 2017の投稿を表示しています

クリスティーヌさんによる、フランス額装プレミアムレッスン

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私がレッスンを受けているフランス額装の先生には、さらに先生がいて それは本場フランスのリヨンで額装の先生達を指導し カッターアカデミー というサイトも運営している2人のフランス女性 クリスティーヌ・トルシェさんとイザベル・ド・クレールさんです。 その2人が3年前から毎年1回、来日して講習会を開いているのですが そのプレミアムレッスン(個人レッスン)を受けて来ました。 プレミアムレッスンとは ドキュモン(飾る作品)も必要な紙類も、もちろんデザインも すべて用意してくれて、 当日は、それを組み立てながらコツやテクニックを教えてもらい その1日で作品を完成し、持ち帰ることができるというもの。 ドキュモンは前もってメールで4つほど候補が送られて来て 1つを選んであったのですが どのような額装になるのかは当日までヒミツです。 私を担当してくれたのはクリスティーヌさん。 完成した作品がこれです。 サイドから見るとこんな感じ。 ドキュモンはディオールの、ちょっとクセのあるファッション画像。 それに合わせてディオールのリボンも用意してくれました。 ドキュモンはスチレンボードで浮かせてあり 上側がやや前に出た斜めになっています。 その周りの、通常、斜断面がある部分には ドキュモンのジャケットと合わせた格子模様の紙を貼った 立体的な壁を作成。 壁は右上と左下が高く、右下と左上が低い互い違いになっていて 動きを作り出しています。 これが、とうてい私一人じゃまだ作れなかったくらい 細かくてむずかしくて作業でした。 リボン結びの部分もクリスティーヌさんがパーツを用意してくれて 1つ1つ貼付けました。 ヒモは浮かせて形を整えて先端をのり付けし ヒモの先につける香水びん型ペーパーも、一部だけのりをつけて びんの口の部分を浮かせた感じにするのがいい、とのこと。 細かいことだけど、たしかにその方が軽やかで立体感が出ます。 よく見ると、香水びん型ペーパーにもディオールの文字が。 凝ってるなあ。 フランスではこういうパーツも売られてるんですね。

超大型台風の週末レクリエーション

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超大型の台風で大雨だったこの週末、 西湖でキャンプして来ました。 といっても、冷暖房付きのコテージですが(笑 大雨も台風も、もちろん直前に分かっていたけど なかなか集まるのが難しいメンバーの予定を やっと調整して決めたキャンプだったし キャンセル料を払わなければならない時期になっていたので エイヤッと行くことにしたのでした。 キャンプ場は私達だけかも?なんて言い合っていたけど 着いてみたらけっこう沢山の人達が。 そして土曜日はまだ風が強くなかったので 屋根付きテラスでバーベキューも快適! 外で食べるのって、どうしてあんなにおいしいのでしょう(笑 皆、ふだんならあり得ないくらいの量を ガシガシと食べ続けたのでした。 翌日は朝から大雨。 キャンプ場のゴミ捨て場横の坂道が川と化している状態のなか、 すぐには帰らずに、さらに観光へ。 当日の朝に行く先を決めるという行き当たりばったりのプランで 久保田一竹美術館 へ。 庭や建物、調度品の配置にいたるまでこだわったというだけあって 入り口から雰囲気あり。 正門は、インドの古城に使われていた数種類の扉を 組み合わせたものなのだそう。 扉だったとは思えない重厚な雰囲気と その周りの、飛んでいる鳥の群れを思わせるオブジェが すごい迫力でした。 京都の造園家・北山安夫氏が手がけた滝の流れる庭、 琉球石灰岩で造られた建物と、インド、アフリカ、東南アジアの アンティーク家具がそこかしこに使われている新館、 1000年を超すひばの大黒柱16本が組み合わされたピラミッド型の本館など いずれも世界でここだけにしかないに違いない独特の空間で 建物好きの人にはたまらないだろうという美術館でした。 ちょっとだけ紅葉も。 どうして年齢を重ねると紅葉が美しく見えるのだろう。 年を重ねる特典の1つですね。 もちろん美術館の展示品「一竹辻が花染め」の着物の数々も 建物に負けないくらい強い存在感を放つ、見応えのあるものでした。 河口湖に行った際にはぜひおすすめのスポットです。 どっぷり楽しんでいて、気づいたら13時

「中野京子が語る 『怖い絵』展に寄せて」へ

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10月7日(土)から上野の森美術館で 「怖い絵」展 がスタートしたのを記念して開かれた 中野京子さんの講演会へ。 去年、中野さんの新刊記念講演会に行った時は 開始時間直前に着いたところ、すでに100席以上が満杯。 空いている席は最後列の端だけで スライドがあまり見えない状態で聴くことになったのでした。 その経験を踏まえて、今回は開始15分前に到着。 それでも大きな部屋に 200人くらい入りそうなほどイスがびっしり並べられていて その半分以上が埋まっていました。 「怖い絵」展開催の情報が一般に公表されたのは去年ですが 中野さんが「怖い絵」展を開きませんかと声をかけられたのは 7年も前だったそう。 具体的な企画として動き出したのも、5年も前のことで そこからパンフレットやチケットに使われている目玉作品 「レディ・ジェーン・グレイの処刑」貸し出しの許可をとるまでの 交渉の数々がまた大変で 担当の学芸員さんはストレスで5キロ太ってしまったとか。 そんな「怖い絵」展の裏話や 展示されている代表的な作品の解説など ワクワクするような楽しい話が盛り沢山でした。 中野さん曰く 「日本は〝絵は感じればいい〟という教え方だけど その背景にある歴史や国民性などを知った方が断然おもしろくなる」。 本当にその通りだと思います。 でもね、それは歴史を解説してくれる人にもよるわけで。 書籍「怖い絵」シリーズを読んだ後 いくつか西洋美術史の講義を受講したことがあるのだけど 学校の歴史の授業みたいに 抑揚のない声で参考書を読み上げるような講義のときは さすがに眠ってしまいましたよ(笑 中野さんのすばらしいところは、歴史のお勉強をするのではなく 歴史や絵の背景のおもしろがり方を伝えてくれるところ。 そこがすごいなと思うわけです。 下は「怖い絵」展のパンフレットと入場チケット。 今回の講演会に行くともれなくもらえる(買わされる?)のです。 パンフレットの中身はこんな感じ。 12月17日までなので、何としても必ず行かねば。 吉田羊さんの音声ガイドもがなりいいというウワサなので ふだん音声ガイドを使わない私も、今回は利用して

Kindleの二度買い防止システムがありがたい

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カズオ・イシグロ氏のノーベル文学賞受賞をみて 映画化された小説「わたし を離さないで」を読んでみようと思い Kindleストアでポチ。 したら、 このような表示が…。 「お客様は2014/9/15に わたしを離さないで(ハヤカワepi文庫)を 注文されています。」 またやってしまった。。。。 そうでした。 前に読んでみようと思って買ったももの 予想以上に重いテーマがそのときの気分や体調に合わなくて 数ページ読んでやめてしまったのでした。 私は小説を作家で選ぶことが多く 本のタイトルにはあまり注意していないので 昔から同じ本を二度買いしてしまうことがよくあります。 そのたびに深〜く後悔・反省するのだけど このクセはなかなか直ならない。 Kindleにしてよかったことの1つは この二度買いを防ぐことができるところ。 本を選んで購入ボタンを押しても 上のようなアラートが出て購入にいたらず さらには再ダウンロードしてもう一度読むことができます。 ありがたいシステムだわあ。 Amazonの紙の本についてもこういうシステムになってるのかしら? 気になるけど、試してみる気にはなれない(笑 二度買いグセのある方、Kindleが安心です。 というわけで あらためて「わたし を離さないで」を読んでみようと思います。