腎臓病の猫/皮下点滴の失敗あるある
昨日は初めて
横向きで寝ている状態のももたに皮下点滴しました。
はぁ〜〜〜緊張したっ。
私は高校の頃は解剖の授業が大好きだったりして
血とか、針とか、けっこう大丈夫な方だと思っていたけど
猫に点滴の針を打つのは毎回すごく怖くて
いまだに慣れることができません。
特にももたが食べなくなってやせて
骨と皮ばかりになった時
針が皮を貫通して、輸液が外に流れ出てしまったことが。
この時は新しい輸液パックでやり直して問題なかったのだけど
輸液が体の外にドバドバ流れるなんて初めてだったので
いや〜、慌てた、慌てた!
でも実は、貫通は皮下点滴の失敗あるあるらしいです。
皮下点滴の失敗あるあるは、他にもいろいろあって
私がやってしまったのは以下です。
【失敗1】針の穴を上にするのを忘れた
点滴の針は下の写真ように、先端が斜めにカットされていて
斜めのところが穴になっています。
写真でいえば、先端の下側が穴です。
その穴を上にする、
つまり、一番長い部分を下にして刺すと痛みが少ないのだそうです。
最初の頃は、他にもいろいろ気にしなきゃいけないことがありすぎて
穴を上にするのを忘れ
皮下点滴後に気づいて落ち込みました。
忘れずにできるようになったのは、10回目くらいからだった気がします。
【失敗2】針の刺し直し
慣れていない頃に1回やりました。
針を刺してすぐ、輸液パックを見ようとして手を離したら
ももたがすすす〜っと動いて、針が抜けてしまったのです。
獣医師さんから
針を消毒綿で拭き、振って乾かせば3回までは大丈夫
と言われていたので、そうしました。
【失敗3】自分の指に針を刺してしまう
ブスッと刺したわけではなく
針のキャップを外そうとして、なかなか外れず
力を入れて引っ張った弾みで指をこすって流血した
という感じです。
針はとても鋭いので、ちょっと触れただけで流血します。
私は2回やってしまいました。
この場合は消毒綿で拭くのではダメで
針を取り替える必要があります。
この後、キャップは引っ張るのではなく、ゆっくり回せば外れる
ということに気づいて、このトラブルはなくなりました。
【失敗4】針を抜いたところから出血
皮下点滴が終わって針を抜いたら、抜いたところから出血が。
3回くらいあったと思います。
これは、獣医師さんでもよくあることらしく
ガーゼで圧迫すれば自然とおさまるので、問題はないらしい。
でも私は、血が出たということは痛かったかもしれない!と思い
その度に心が折れそうになりました。
私の場合は以上ですが、この他にも
・点滴後に輸液が体から漏れる
・針を抜くのが遅すぎて空気が入ってしまう
などはよく聞きます。
ももたは皮下点滴にとても協力的で
おとなしくやらせてくれるからこのくらいで済んだけど
暴れたり、嫌がったりする猫の場合は失敗することも多くなり
飼い主さんは、本当に心が折れるだろうなと思います。
それでも、毎回病院へ連れて行くしんどさを思うと
自宅でできるのは人間も猫も、本当にラクでした。
皮下点滴が必要な飼い主さんにはもれなく
自宅での皮下点滴を強くおすすめします。