腎臓病の猫/ももたから指導が入る

寝たきりになってからももたは

日に日に、目に見えて弱ってきています。


少し前までは時々、子猫みたいな声をあげていたけれど

それもしなくなりました。


人間も高齢で寝たきりになると

一気に弱たったり、ボケが進んだりするけれど

猫も同じみたいです。


あまりに静かで動かないので

時々不安になってのぞきにいくのだけど

そうすると、うっすら目を開けてこっちを見たりします。


ただ昨日から、口から鮮血が出るように。

大量ではなく

猫ベッドの、口が当たっている部分に少し赤い血がつく程度です。


それが歯肉炎からきているものなのか

(腎臓病末期に急速に歯肉炎が悪化し、血が出るようになりました)

体の奥からきているものなのかわからないけど

明らかに今までと違います。


そんなももたに、まだ皮下点滴を続けるべきかすごく悩んだのだけど

少しでもラクになるならと思い、準備をしていざ刺したら

ほとんど動かなかったももたが

顔を少しだけ起こして、ひと言「にゃっ」と。


あきらかに、もう皮下点滴はいらないという意思表示。

この状態でも、ももたの指導は健在で

またまた指導されてしまいました。


かわいそうなことをしたなと思いつつも

ももたらしくて、なんだかちょっとうれしい(笑


すぐに謝りながら針を抜き、皮下点滴は中止に。

もうこれで皮下点滴をすることもなくなったんだなあ。。。


その数時間後、ももたは意識がなくなることが多くなりました。

体内の水分がなくなると意識がなくなり

痛みや苦しみなどを感じなくなると言います。


ももたは最期の準備に入るために

皮下点滴を拒否したのかもしれません。

最期まで意志的に生きているももたです。


体の水分をなくすのは

これほど最後のステップなんだな。

それまでは、皮下点滴が必要なんだなと

ももたに教えられた気がします。


ちなみに、くりおは

しばらく前からももたに近寄りません。


腎臓病になると、排泄されるはずの毒素や老廃物が体内に溜まり

ひどく口臭がするようになります。


ももたも2〜3カ月前から、かなり強烈な口臭になり

1カ月前からは、その臭いのよだれも多く出るようになりました。


ももたのにおいが、以前とすっかり変わってしまったので

くりおも戸惑いつつ、何かを感じているみたいです。


写真は酸素系漂白剤のオキシクリーン。

ももたの猫ベッドは毎日洗って取り替えているのですが

大量についた血液混じりのよだれをとるのに

これがかなり活躍してくれています。


オキシクリーン