腎臓病の猫/皮下点滴の失敗でわかった、必須道具の「バネ秤+加圧帯」

猫の皮下点滴って、そのままだと時間がかかるので

針を刺した後、輸液バッグを手でギューギュー絞って

早く輸液を送り込む作業が必要です。


病院によっては、シリンジ(太い注射器のようなもの)を

使うところもあるけど

ももたの病院では「ギューギュー絞る」やり方です。


でも、手で絞るには両手を使わなくちゃならず

猫が動いたり逃げようとしたりして焦ることに。


そこでネットで調べて

「加圧帯」なるものを購入しました。


インフュサージ加圧バッグ

これに輸液バッグを入れ、写真の手に持ってる風船をプッシュすると

輸液バッグに圧力がかかり

手で絞らなくても早く液が落ちるという仕組みです。


皮下点滴3回目の時、これを使ってみたところ

猫にずっと手を添えておくことができ、点滴もスピーディにできて

とてもナイス、だったのですが

どのくらい点滴したのかわからない!という落とし穴が。


ももたは250mlの輸液パックを2回に分けて使うのだけど

圧がかかって輸液バッグが膨らんで残量がわからず

目分量で止めたら、200ml弱も入れてしまっていました!


量が多いと猫の体にも負担と聞いてオロオロ。

その後しばらくは、ももたの様子から目が離せませんでした。


で、それを回避するために

さらに「バネ秤(ばねばかり) 1kg」も購入。


バネ秤

下のようにバネ秤に加圧帯を下げ、その中に輸液バッグを入れて使うと

輸液された量が秤でわかる、というわけです。

ちなみに、キャットケージがちょうどいい高さなので

ここに輸液セットをぶら下げ、点滴しています。


皮下点滴のセット状況

4回目の点滴の時、このセットを使ったところ

無事に量を間違えず点滴できました。


ただ、この時はももたが最初に動いたために針が抜けて

やり直すことになったうえに

終わったと思って針を抜いたら少し出血が!!!


ももたはいつもと変わらない様子だったけど

私は軽く心が折れそうになりました。


刺し直しや出血、針が皮膚を貫通してしまうなどは

誰もが必ず何度かやるミスだと聞いてはいるけれど

実際にやるとやっぱり慌てるし

もし何かあったら……と怖くなります。


まあ、それでもやらねばならないので

少しでも早く上手になることを目指すのみです。