ホームページのメインビジュアルどうする?問題

ホームページを作る時、多くの人が悩むことの1つが

トップに入れるメインビジュアルをどうするか問題。


特に個人の場合、活用できる素材は多くありません。

デザイナーやイラストレーター、フォトグラファーなら

作った物がそのままメインビジュアルに使えるけれど

そういうタイプの仕事じゃない場合は困るんですよね。


そういう時の対処法として多いのは

雰囲気のいいレンタルフォトを使う方法。

他にも

・プロカメラマンに撮影してもらって自分の写真をメインビジュアルに

・ブログをトップページにして、メインビジュアルをいらなくする

・仕事実績を数多く並べて、全体で1つのメインビジュアルにする

など方法はいろいろあり、それぞれ一長一短あります。


要は、誰に対して、どういう印象を与えたいか

何を伝え、どう表現したいかを決めることが大切で

それによってメインビジュアルの方法が変わってきます。


で、私の場合は、このイラストをメインビジュアルにしました。

1976年に発行されたイギリスの本に掲載されていたもので

古書店で、こんな風に1ページだけ切り取られて売られていたものです。



ページの英文によると、このイラストは1911年に

フランスのイラストレーター兼デザイナーのポール・イリベが

パキャン社のオートクチュールのデザインを集めた

豪華なカタログのために描いたもの。

ポール・イリベはココ・シャネルの恋人だったことでも

知られています。


アールデコのファッションイラストが欧米を席巻した時代のイラストで

現代のイラストとはタッチや雰囲気、色彩や作り込みなどが違っていて

独特の雰囲気があります。


実は趣味でやっていたアンカードルモン(フランス額装)に

使うつもりで購入したのですが、機会がなく持っていたもの。


普通に生活しているとあまり触れる機会がない

1900年代前半のアールデコの良質なイラストを

ホームページで紹介しつつメインビジュアルに置くというのは

編集者・ライターという仕事にも合うのではないかと。

アンカードルモンに興味がある自分らしさも

表現できるかなと思いました。


で、このイラストについていろいろ調べていたら

この本を見つけ、思わず購入。



そう、古書店で買った1ページが掲載されているハードカバー本

「THE GOLDEN AGE OF STYLE 〜Art Déco Fashion Illustration」。

一目惚れしたイラストが、なんと本の表紙に使われていたことを知り

どうしても欲しくなったのです。


ネットには、ホームページのメインビジュアルについて

さまざまなセオリーが載っています。

私も以前はかなり堅く考えていたのですが

ネットが生活にすっかり溶け込み

ホームページにもさまざまなスタイルが出てきている今は

特に個人のホームページは

もっと自由に幅広く考えていいのでは、と思います。