四谷三丁目と美術愛住館の「アンドリュー・ワイエス展」

四谷三丁目駅から徒歩3分のところに
昨年、美術館ができたのですね。

愛住町にあるので「美術愛住館」。
作家で経済評論家の故・堺屋太一氏と、奥様で洋画家の池口史子さんの
居所兼仕事場であった建物を
全面的に改装して美術館にしたのだそうです。

現在開催されている
美術愛住館一周年記念 アンドリュー・ワイエス展」を観に行って
初めてここの存在を知りました。

四谷三丁目は、私が社会に出て初めて勤めた会社があったところで
30歳くらいまで通い続けた思い出の多い町。
ワイエス展の前に、ふらっと通りを散策してみると
当時からのお店がまだけっこう残っていたりして
過去と現在の狭間を歩いているような、不思議な気分になりました。

アンドリュー・ワイエス氏は
アメリカを代表するリアリズム絵画の巨匠。
展示会は習作が多かったのだけど
それでも十分に感動してしまう表現力が印象的でした。
静かなトーンなのに心に残る色使いも激しく好みで
すっかりファンになって、図録も買ってしまいました。

アンドリュー・ワイエス 図録

















美術館は決して広くないのだけど
空間がきちんとつくられているのでゆったりした感じがあり
静かで清潔で、なかなか素敵。

おもしろい企画展をやってくれそうな期待もあり
また訪れたい美術館です。

アンドリュー・ワイエス展は5月19日まで。
おすすめです。

美術愛住館一周年記念 アンドリュー・ワイエス展
画像は美術愛住館ホームページより