昨年、美術館ができたのですね。
愛住町にあるので「美術愛住館」。
作家で経済評論家の故・堺屋太一氏と、奥様で洋画家の池口史子さんの
居所兼仕事場であった建物を
全面的に改装して美術館にしたのだそうです。
現在開催されている
「美術愛住館一周年記念 アンドリュー・ワイエス展」を観に行って
初めてここの存在を知りました。
四谷三丁目は、私が社会に出て初めて勤めた会社があったところで
30歳くらいまで通い続けた思い出の多い町。
ワイエス展の前に、ふらっと通りを散策してみると
当時からのお店がまだけっこう残っていたりして
過去と現在の狭間を歩いているような、不思議な気分になりました。
アンドリュー・ワイエス氏は
アメリカを代表するリアリズム絵画の巨匠。
展示会は習作が多かったのだけど
それでも十分に感動してしまう表現力が印象的でした。
静かなトーンなのに心に残る色使いも激しく好みで
すっかりファンになって、図録も買ってしまいました。
美術館は決して広くないのだけど
空間がきちんとつくられているのでゆったりした感じがあり
静かで清潔で、なかなか素敵。
おもしろい企画展をやってくれそうな期待もあり
また訪れたい美術館です。
アンドリュー・ワイエス展は5月19日まで。
おすすめです。
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画像は美術愛住館ホームページより |