腎臓病の猫/セカンドオピニオン

今かかっている動物病院は、しっかり診てくれるけど

インフォームド・コンセントが足りなさすぎる。

というわけで、セカンドオピニオンを受けてきました。


3〜4年前にできた新しい動物病院で、なかなか高い評判のところ。

ホームページに「緩和ケア」という項目が入っていたので

話を聞いてみたいと思いました。


ももたは病院に行く度にヘロヘロになってしまうので

今回は私1人。

これまでの検査結果と、与えているサプリや薬の情報を詳しく伝え

先生の意見を聞かせてもらいました。


30代くらいの若い先生だったけど

腎不全とはどういう症状か、ということから

現在与えている薬やサプリ1つ1つの効果や意味

猫にどんな負担や副作用があるのかなどを

ていねいに教えてくれました。


さらに、現在の治療はセオリー通りの基本的な内容であること。

これからどんな症状が出て、どんなケアが必要になるかや

ももたは末期だけど、まだ終末医療ではないことなどを

1時間かけてじっくり説明してくれました。


懸念だったフードについても相談。


治療を受けている病院では

「とにかく何でもいいから食べさせなきゃ」と言われるけど

うちにはもう1匹、過去に結石をやった猫・くりおがいて

ももたに与える物は、必ずくりおも欲しがります。


一般のフードは結石に良くないと聞くからなかなか与えられない

と私が言うと、先生が

「結石はお水をしっかり飲んでいれば大丈夫。

一般のフードですぐに結石になるということはないし

一般のフードの方が食欲をそそるようにできているから

まずは試して、とにかく少しでも食べさせた方がいい」

ときっぱり。


そして

「検査の数値を見ると、皮下点滴は毎日した方がいいと思う」と。


1回125mlの点滴が猫の体に負荷にならないか不安だったけど

先生の「皮下点滴は“緩和ケア”でもある」

という言葉で、毎日にする決心がつきました。


その後、一般的なフードを片っ端からももたに与えてみたけれど

ごく一部を少しだけ食べる程度。

ももたは見るからに痩せてきています。


急に足腰も弱くなり

昨日、ついに今まで乗れた棚の上に登ることができませんでした。


でも、セカンドオピニオンを受ける前のような

漠然とした不安や焦りはだいぶなくなり

落ち着いて現実を受け止められるようになってきた気がします。


疑問点やわからないことを聞けて、相談できる

ということが、いかに大きなことかを実感します。


セカンドオピニオンの病院に切り替えるか

それとも、今かかっている病院で続けるか

来月の検査の時までゆっくり考えようと思います。


写真はまだ自分で棚の上に登れていた時。

くりおと一緒にいるのも珍しいし、なんだか妙に仲良し(笑


書棚の上で ももたとくりお