腎臓病の猫/食べる・食べないの戦い

ここしばらく、腎不全の猫・ももたの

食べる、食べないの波と戦っておりました。


腎不全は体の中に老廃物がたまって体調が悪くなり

食欲がどんどんなくなっていきます。

体重が落ちると体はさらに弱り、回復力も落ちるので

まずは体重を減らさない、もしくは増やすことがすごく大事です。


だから、食べないとすごくあせって

別のメーカーの療法食をあれこれ買いまくって与えたり

ボーンブロス(骨つき肉からとったスープ)がいいと聞くと

手羽先を買ってきて作ってみたり。


でも、食べない時は何をあげても食べないし

ボーンブロスに至っては、元気な時でも

「正気か?」みたいな顔して逃げていきます(笑


かと思うと、1〜2日後には

さんざん嫌がっていたフードをガツガツと

お腹を壊すのでは?と思うくらい食べたりするわけです。


で、ようやく我に返り、思い出しました。

無理に延命したいわけじゃなかったってこと。


ももたは16歳で

猫の平均寿命を超えるくらい生きてくれています。

あとは、少しでも苦しみを少なくしてあげられれば

と思うのです。


だからフードも

最初は療法食を食べさせようと四苦八苦していたけど

今は、まずは食べること最優先、という考えに切り替えました。


くりお用の尿ケアフードを食べたがったら食べさせるし

腎臓への配慮があるものなら、療法食以外も購入して与えています。


ただ、今はまだ波があってもどうにか食べてくれているけど

いずれは食べられなくなり、飲めなくなり

どんどん痩せていく姿を見なければいけない日がくるんだろうな。


たぶん、自分が何より恐れているのは

それを目の当たりにして、向き合っていくこと。

想像するだけでも、辛いし怖いし苦しくなります。


これはね、もう理屈じゃないから

そう感じちゃうものは仕方ない。

そう思って自分を許しています。


写真は、カーテンの向こうで

自分の腕に顔を乗せて眠っているくりお。

口元の模様と肉球がキュートです。


くりお