新宿ゴールデン街劇場にて「山の声 ある登山者の追想」

芝居を観に新宿ゴールデン街劇場へ。

初めて行ったけど、いや〜狭い(笑
舞台9畳ほど、キャパも50名ほどの極小劇場でした。

でもその狭さが、今回の公演内容には合っていて
いい効果になっていたように思います。

観に行ったのは
「加藤文太郎記念図書館 開館25周年記念事業
大竹野正典没後10周年記念公演 山の声 ある登山者の追想」

自身も山登りに熱中した劇作家・大竹野正典氏が
社会人登山家の先駆者と呼ばれ
「不撓不屈の岳人」の異名を得ながら30歳で遭難死した
登山家・加藤文太郎氏の生涯を描いた物語です。

その生涯は新田次郎の小説「孤高の人」でも描かれ
登山家・冒険家の故・植村直己氏も影響を受けたとか。

舞台は加藤氏とともに槍ヶ岳に登った後輩の岳友・吉田登美久氏との
会話だけで展開する二人芝居です。

加藤氏役は阪本篤さん(劇団温泉ドラゴン)
吉田氏役には浅倉洋介さん。

評価の高い本と、力量&魅力が備わったプロの役者さんの組み合わせで
極小劇場の目の前で展開する遭難の様子はすっごい迫力。
場面展開もないシンプルな舞台でしたが
久しぶりに集中が途切れない、骨太で楽しめる舞台でした。

そのあとは、やっぱりゴールデン街のお店へ。

まったりできるかと思いきや
今のゴールデン街は外国の方で大賑わいなんですね。
あらゆる国の人が集まってるのでは?というくらい
どのお店も外国の方でいっぱいでした。

お店のマスター(ママ?)に聞いたら
ここ数年、外国人旅行者が増えているのだけど
特に今はラグビーワールドカップ効果で多いのだとか。

来年のオリンピックはさらにすごいことになりそうで
それはそれでちょっと楽しみです。

大竹野正典没後10周年記念公演 山の声 ある登山者の追想