抜け感がスゴイ。府中市美術館「へそまがり日本美術 禅画からヘタウマまで」

最近の府中市美術館の企画展は
あまり惹かれるものがなかったのだけど
現在開催されている「へそまがり日本美術 禅画からヘタウマまで」は
久しぶりにかなりおもしろい!

府中市美術館の企画展にしては珍しく、凝った外部サイトまであるので
美術館的にもかなり自信があるのではないでしょうか。
その外部サイトがこちら

内容は、江戸絵画の中でも不思議な味わいのある作品にスポットを当て
そこから日本美術の魅力を俯瞰していこうというもの。
ま、簡単に言えば、ヘタウマ、ユルユルな絵を集めた美術展です。

普通の日本画の美術展なら
何も思わずに通り過ぎてしまうような絵も多いのだけど
このテーマにフォーカスを当てて観てみると、魅力的なものがたくさん。
編集力の勝利という感じの美術展です。

観ていて、思わず吹き出してしまう絵がたくさんあったのだけど
特に好きだったのはこれ。

徳川家光 鳳凰図





















徳川家光作「鳳凰図」。
鳳凰って。。。。家光さんの絵は他にもあるのだけど
どれも破壊力がすごいです。

下はスタンプなのだけど、実際の絵もこのまんま。
仙厓義梵作「豊干禅師・寒山拾得図屏風」の一部で、虎です。
力抜けるわ〜。






















会期は 5月12日(日)まで。
前期と後期に分かれていて
4月16日(火)からの後期では大幅な展示替えがあるとか。
後期もぜひ行ってみようと思います。