部分的に毛が抜けて皮膚が赤く露出してきたのを見て
病院を受診したのは2014年12月のこと。
そのときの写真がこれです。
(けっこう痛々しいので苦手な人はご注意ください)
赤い部分は毛がなくなり、皮膚がむき出しになっています。
そこをさらになめるので、切り傷のような状態になっていました。
診察の結果は「アレルギー性皮膚炎」。
アレルギーでお腹がかゆくてなめ続けるのだろうとのことでした。
先生から「なにか新しく買った家具とかカーペットなどはないですか?」
と聞かれて、思い当たったのはたった1つ。
6月末に買ったラグマット。
思い返すと、確かにそれを敷いてから
お腹なめまわしが始まったのでした。
ラグマットは、猫が吐いたりしたときに掃除しやすいようにと
撥水加工がしてあるものを選んだのだけど
その加工に使われた化学薬品などに反応したのかも…。
病院から帰ってすぐにラグマットを捨てたら
驚くほどすぐに、あからさまに、猫はお腹をなめなくなりました。
気づかずに、ずっと不快な思いをさせてしまってたんだなあと
いま思い出しても、申し訳ない気持ちでいっぱいになります。。。。
ゴメンよー。
ゴメンよー。
その後、お腹の傷を早く直すための飲み薬とスプレー薬の治療を開始。
スプレー薬が乾くまでの30分だけ、エリザベスカラーを装着しました。「どうしてこうなってるんでしょう?」と戸惑い顔。
申し訳ないと思いつつも、かわいかったです(笑
副作用なのか、お腹の毛が全体的に抜けてしまいました。
でも、なめまわさなくなったからそのうち毛も生えてくるだろう
と思っていたのですが、ここからが長かったー!
1年経った2015年の暮れも、お腹はつるっぱげのまま。
そのときの写真がこれです。
一見、むき出しの皮膚に見えますが
ごく細かい産毛がたっぷり生えてきていて、回復傾向ではあるんです。
でも、それ以上には毛が伸びない。。。
猫って、秋の冬毛になる時期に毛が増えるのではなくて
春の冬毛が抜けた後に、新しい毛が生えて伸びるんですね。
そうして病院にかかってから丸2年が過ぎ
今年の春のお腹がこれです。
まだピンク色の地肌が見えるけど
毛足がだいぶ長くなってきて、お腹の中心には濃い部分も。
丸2年かかってこれですから
猫の毛は、一度抜けるとなかなか生えないんですねー。
いろいろな原因で
飼い猫の毛が生えないといま心配になっている方に
一例として参考になればと思います。