紙なのか、Webなのか、はまだまだ続く。

相変わらず、いろいろなところで
「紙なのか、Webなのか、どっちでいくのか」という話を聞きます。

先日聞いたのは、その両方を事業にしている会社の話。

雑誌や本の売れ行きが落ちて、このままでは先がないと考え
Webの事業を積極的に推進してみたものの
けっきょく有望な方向性が見出だせず、揺り戻し的に紙に軸足が戻ったとか。

それによって、社内のWeb系の社員が多く流出中。

会社の事業としてどちらかを選ぶのは、当然なのだろうけど
それによって現場の仕事まで、「どっちでいくのか」になってしまう。

理屈としてはわかるんですよ。
大きい会社と個人の仕事を、並列に語ることもできないって思います。

でも理屈ではなく、もう感覚的に
どうしていつまでたっても「どちらか」なんだろう
って思います。

紙とWeb、両方の仕事をさせていただいていて
紙とWebでは届く相手や伝えられるもの、役割が違う場合が多い
ということを、強く実感することがどんどん増えています。

たとえば、某ネットショップでは
購入された商品に、紙のチラシを同梱するようにしたら
ネット購入をしない世代の方々からの注文が増えた、とか。

某企業では、紙のカタログもネットも売上が延びず赤字だけど
メルマガからの売上は伸び続けていて黒字、とか。

多くのブロガーの間では
ブログで人気が出て紙の本を出版することが、一つの成功の形だとか。

どれも小さい例だけど、だからこそあらゆるシーンで
どちらかではなく両方あった方がいいのでは? 
って、単純に思うのだけど。

あ、そうか。
どちらのツールで何をするのか
それを組み立て、使い分け、効果的につなげていくことが
今、いちばん難しかったりするのかも。。。

紙なのか、Webなのか…
まだまだいろいろなところで聞くテーマなのかもしれません。

でも私は、以前から紙とWeb両方をやっていきたいと思っていて
それはブレることなく
きっとこの先も変わらないだろうなあ。

アークヒルズクラブ
初めて赤坂のアーク森ビルにあるアークヒルズクラブへ。37階からは
赤坂の夜景が一望。