ほたるの群れ
昔は推理小説や歴史小説ばかり読んでいたのだけど
どのくらい前からか
「冒険小説」とか「ファンタジー」とかに分類されてる小説が大好きで。
ただ、冒険もファンタジーもまったくピンとこない名称で
小説によってはSFとかホラー、推理小説に分類されているものもあり
わたし的には「いろんな要素が入っていて分類しにくい小説」
ってことなんだろうなと理解しています。
で、少し前にネットで「おすすめ!冒険小説の名作」というページを見つけ
その中にあった向山貴彦さんの「ほたるの群れ 第1話」を買ってみたら
もう、おもしろくて!
2011年に発売された小説で、レビュー評価も高いのに
どうして今まで手にとらなかったんだろう、と激しく後悔しました。
市販されている最終話は第4話。
でも、物語は完結していないので調べてみたら
向山貴彦さんは2018年に亡くなられたのですね。
向山さんのホームページを見たら
第5話、第6話(共に市販なし)がPDFでアップされていて
ダウンロードして読ませていただいているところです。
やっぱりおもしろい!
内容をすっごく簡単に言うと
暗殺組織の衝突に巻き込まれた中学生と、10代の殺し屋たちの話。
思い切り現実味のないマンガの世界が
向山さんの筆力で、冷徹ですごくリアルな世界に立ち上がっています。
「ほたるの群れ 第6話」を読み終わったら
向山さんのデビュー作「童話物語」も読む予定。
これもレビュー評価がすごい高い小説で、楽しみです。