鯖江出張と超人気店「馳走 飯田」の夜

4代続く印章彫刻士の方々の取材で
福井の鯖江へ行ってきました。

鯖江の町はゴミなどが全然落ちてなくてとてもキレイ。
趣きのある古い家並みと清潔感のある町とがうまく融合していて
旅行で来ていたら
街歩きがとても楽しかっただろうと思います。

丸1日じっくりと興味深いお話しを伺った後は
予約が取れないことで知られる超人気店
馳走 飯田」へ連れて行っていただいて
同行した女性ディレクターと恐縮しながらも感激!
























超人気店だけあって、お料理はどれもおいしいのですが
一品一品にほどこされたあしらいがまた
お料理に負けないくらい素敵でした。

たとえば先付には
6月末に神社に置かれる「茅の輪」のアレンジ。
最初に箸を「茅の輪くぐり」と同様にくぐらせて
正月から6月までの半年間の罪穢(つみけがれ)をお払いしましょ
という楽しい趣向です。

あじさい柄の器にはあじさいの葉で蓋をするなど
季節感もふんだんに。

中身はフォアグラの茶碗蒸しと季節の野菜の白和えで
思わずうなるおいしさです。
















季節先取りのハモ。



















天ぷらの揚げ出しは、梅雨の季節に合わせて番傘模様の器に。

















深川めしとあおさのお味噌汁。手前はへしこ。
どれもこれも、あー、おいしすぎ!

















他にお刺身や炊き合わせ、ご飯の後のデザートなどなど
贅沢三昧のディナーでした。

ご主人はまだ若く、朗らかで話し上手。
それでいて料理やおもてなしに対する姿勢は、とても真摯で謙虚。
何から何まで気持ちのよいお店で
地元の方々が競って行きたがるのがよく分かる気がしました。

東京在住の私には
人生の中でもう一度行ける機会があるかどうかという感じだけど
希望を込めて「もう一度行きたいお店リスト」に追加、しておきます。