額装教室での3作目が完成しました。
今回使った素材は速水御舟の写生帖を題材にしたポストカード。
ダリアの花と葉がいろいろな角度で描かれているのだけど
赤の色が実にあか抜けていて品があり
とても気に入っているカードです。
額装のテクニックは「ラ・ゴルジュ」。
フランス語で「溝」という意味だそうで
素材の周囲に幅5~10mmの溝のような切れ込みを入れて枠取りし
そこに色や模様を入れます。
今回はカードの赤色を目立たせたかったので
溝はマットと同系色のグリーンに。
質感の異なるクシャっとした紙を使ったのだけど
あまりわかりませんね。
もっと極端に違う質感のものにすればよかったんだな。
額は今回もオーダーメイド。
一般的な茶や黒の額縁にするととたんに超「和」になり
おもしろくないので
あえてツヤのない赤色で細身の額縁を選んでみました。
実は額縁をつける前までは
緑が濃すぎて失敗したな、と思っていたんだけど
額縁を入れたら赤が蘇りました。
額縁の力って、すごい。
前回の「ビゾー・クラシック」とはまた全然違った
濃ゆ〜い雰囲気に仕上がったけど
これはこれで、ま、アリかなと(笑
下の写真は先日行った
川越のギャラリー「うつわノート」の入り口。
築80年の古い洋館を改造した建物は
中もとても雰囲気があって素敵でした。
使われているテーブルや棚1つ1つのセンスもよくて
展示されている作品だけでなく
この家そのものも作品という感じ。
遠くてなかなか行けないけど、機会があったらまた行きたいな。
額装とは関係ないけど、アートつながりということで。