アナザーエナジー展 自由でパワフルな人たち

森美術館で開催中の

「アナザーエナジー展 

挑戦しつづける力―世界の女性アーティスト16人」へ。


評判が良いようなので、ずっと見たいと思っていて

ようやく行くことができました。


登場するのは

1950年代〜1970年代にかけて創作活動を始めた

世界各国の71〜105歳の16人の女性。

なんと、キャリア50年超!


なのに、作品がびっくりするくらいモダンっつーか

センスが若々しくて、そしてパワフル。

ほとんどの方が現在も現役で活躍中なのも納得です。


創作スタイルもそれぞれに独特で

とても自由な点が魅力的でした。


例えばエテル・アドナンというレバノン出身の女性は

小ぶりのキャンバスにインクや絵具で風景画を描いているのだけど

実際の色ではなく、彼女が体験した時間や場所の情感を表す色彩で

海や山、空を描いているとのこと。


その絵がこちら。

画像は「アナザーエナジー展」の公式サイトより。

エデル・アドナン 無題


これが風景画とは絶対思わないよな〜。

でも、色のバランスがとても絶妙で新鮮で引き込まれました。


感じ方も作り方もなんでもありだけど

多くの人は自分の感じたままを形にする自分だけの方法を

見つけることができなくて

また、たとえ見つけても表現力が足りなくて

それができる人たちがアーティストなんだなと

改めて思ったりしました。


「アナザーエナジー展」は2022年1月16日までです。


下は森美術館のある六本木ヒルズ森タワー52階の窓からの風景。

自然の表現力はいつもすごいです。


六本木ヒルズ森タワー52階の窓から


六本木ヒルズ森タワー52階の窓から