言葉のアップデート
少し前、花王が全ブランドのスキンケア商品で
今後、「美白」という表現を使わないと発表しましたね。
日本航空は「レディース&ジェントルメン」のアナウンスを廃止し
「エブリワン」に変えるとか。
これらはすべて、人種の多様性議論や
ジェンダーニュートラル(従来の性差にとらわれないあり方)に
配慮したものです。
実は仕事で原稿を書いていても
こういう変化が少しずつ増えてきていると感じています。
たとえば、以前は「夫」「旦那」「ご主人」などとしていたのが
「パートナー」という表現に変わったり。
女性の結婚相手が必ずしも男性とは限らないし
結婚の形も事実婚など、いろいろなスタイルがあるからです。
仕事を長くしていると
たいていのことは経験や技術で対応できるようになる一方で
こうした時代による価値観やニュアンスの変化は
体に溶け込みにくくなるんだろうとなと思います。
さんまさんも去年(だっけかな?)
後輩芸人さんたちに感覚のアップデートを何度か指摘されていて
昔に身についた常識や感覚は
自分が思う以上に深く染み付いているものなんだなあと
思ったりしたっけ。
編集・ライターという、言葉を使う仕事であればなおさら
意識してアップデートしなきゃ、と強く思うこの頃です。
写真は、目玉焼きを作ろうと割った卵がツインズだったところ。
久しぶりに見たな、これ。