クリスティーヌさんによる、フランス額装プレミアムレッスン

私がレッスンを受けているフランス額装の先生には、さらに先生がいて
それは本場フランスのリヨンで額装の先生達を指導し
カッターアカデミーというサイトも運営している2人のフランス女性
クリスティーヌ・トルシェさんとイザベル・ド・クレールさんです。

その2人が3年前から毎年1回、来日して講習会を開いているのですが
そのプレミアムレッスン(個人レッスン)を受けて来ました。

プレミアムレッスンとは
ドキュモン(飾る作品)も必要な紙類も、もちろんデザインも
すべて用意してくれて、
当日は、それを組み立てながらコツやテクニックを教えてもらい
その1日で作品を完成し、持ち帰ることができるというもの。

ドキュモンは前もってメールで4つほど候補が送られて来て
1つを選んであったのですが
どのような額装になるのかは当日までヒミツです。

私を担当してくれたのはクリスティーヌさん。
完成した作品がこれです。

フランス額装 2017年プレミアムレッスン作品





















サイドから見るとこんな感じ。

フランス額装 2017年プレミアムレッスン作品





















ドキュモンはディオールの、ちょっとクセのあるファッション画像。
それに合わせてディオールのリボンも用意してくれました。

ドキュモンはスチレンボードで浮かせてあり
上側がやや前に出た斜めになっています。

その周りの、通常、斜断面がある部分には
ドキュモンのジャケットと合わせた格子模様の紙を貼った
立体的な壁を作成。
壁は右上と左下が高く、右下と左上が低い互い違いになっていて
動きを作り出しています。

これが、とうてい私一人じゃまだ作れなかったくらい
細かくてむずかしくて作業でした。

フランス額装 プレミアムレッスン作品のドキュモン周辺





















リボン結びの部分もクリスティーヌさんがパーツを用意してくれて
1つ1つ貼付けました。
ヒモは浮かせて形を整えて先端をのり付けし
ヒモの先につける香水びん型ペーパーも、一部だけのりをつけて
びんの口の部分を浮かせた感じにするのがいい、とのこと。
細かいことだけど、たしかにその方が軽やかで立体感が出ます。

よく見ると、香水びん型ペーパーにもディオールの文字が。
凝ってるなあ。
フランスではこういうパーツも売られてるんですね。

フランス額装 プレミアムレッスン作品のリボン





















完成した作品の裏板には、クリスティーヌさんのサイン♪

2017年プレミアムレッスン クリスティーヌのサイン
















全体的に白が多いモノクロの作品なのに
物足りなさや寂しさなどはなくて
シャープで大人っぽくて素敵です。
リボンなどの装飾品は甘過ぎて苦手なのだけど
こういう使い方ならシックで気にならないのも発見でした。

私は色が好きだから
つい、配色や色の分量のことばかり考えてしまうのだけど
今回は「立体感の力」をすごく感じました。

さらに、フランス額装の新しい形である「フレンチ・タッチ」の
1年目終了書もクリスティーヌさん&イザベルさんからいただきました!
修了書って、やった感があってうれしいですね♪

フレンチタッチ 1年目課題修了書
















実は「フレンチ・タッチ」1年目の最終作品は
11月の教室で仕上げるので、修了書はちょっとフライング。
でも直接渡してもらえたのはいい記念です。

それにしても、朝9時半から午後4時半まで
簡単なランチを挟んで、ずっと集中して作業を続け
さらに片言の英語でコミュニケーションをとる緊張感もあって
終わったときはいつになくヘロヘロ。
家に着いたら食事もとらずに爆睡してしまいました。

言葉が通じたら、もっといろいろ質問したいことがあったのになあ。
たとえば、色使いについてはどう考えているかとか。
すごく聞いてみたかった!

昔はもう少し話せたのに、本当に単語を忘れていて
全然会話にならなかったのはショック!
英語を本気で勉強しようか、とも思った1日でした。

うーむ、やりたいことや、やらなきゃいけないことが
まだまだたくさんあるのです。