額装とは絵画・写真などを額に仕上げることですが
絵と額の間にマットを施すことで
全体の寸法を調整すると同時に、絵に広がりと奥行きを与え
カラーコーディネートもはかります。
マットの入れ方にもさまざまな技巧があります。
昨年、家に絵を飾りたいと思ったとき
額のことがまったくわからない自分に気づき
お店の人に選んでもらうのではなく自分でちゃんと選びたい!
と思ったのがきっかけ。
月1回の教室なので、基本の基本を少しずつしか勉強できないけど
フリーランスで不規則な仕事をしている身には
このくらいの頻度がちょうどいいみたいです。
その額装教室で先日、2つ目の作品が完成しました。
それがこれです。
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「ビゾー・クラシック」という基本的な手法のもの。
入れているのは某ギャラリーでもらった
マーク・デンステッターさんの作品のポストカード。
なんてことはない無料の宣伝用ポストカードです。
2作目は1作目を踏まえて、時間をかけてマットの紙探しから始めました。
あちこち回って気に入った色を探しただけあって
なかなか気に入った額装ができました。
さっそく部屋に飾ってニヤついています(笑
額縁は額装の雰囲気に合わせて、初めてオーダーメイド。
何百種類の額縁の中から選ぶのも、大変だけど楽しいのです。
額縁や額装を変えるだけで、絵の表情もさまざまに変わります。
今回はうっすらと漂うあたたかみみたいなものを出したくて
暖色のマットにしましたが
ブルー系のマットにすればぐっとクールな雰囲気になりそう。
昔から色の組み合わせや色遊びが好きな私にとって
額装は実践的に色を知ったり試したりすることができる
とてもおもしろい世界です。
さらに、それが形になって部屋に飾れるのも魅力。
じっくり、ゆっくり楽しんでいきたい世界です。
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飾ったとたん、猫がキャビネットに乗ってチェックに来ました。 |