「美術を楽しむ日」第1回記念イベントにて桃井かおりさん

今年から、10月2日は「美術を楽しむ日」になったって
知ってました?

四美大アラムナイ
(女子美術大学同窓会・多摩美術大学校友会・東京造形大学校友会・
武蔵野美術大学校友会からなる四美大校友会同窓会連合)が
日本記念日協会に記念日申請して
2017年11月に登録認定されたのだそうです。

なぜ10月2日かつーと
「芸術の秋」として親しまれている季節の
美10(ジュ)2(ツ)と語呂が合う日だから。

ということで
その「美術を楽しむ日」第1回記念イベントに行ってきました。

場所は東高円寺にある女子美術大学。
キンコンカンコンというオーソドックスなチャイムが鳴ったりして
なんだか懐かしい気持ちになりました。

第1部は、文部科学省初等中等教育局視学官・東良雅人氏と
目黒区美術館の学芸員・降旗千賀子氏の講演。

降旗さんはユニークなワークショップや展覧会を多く開催してきた方で
赤、青、黒など色を切り口にした展覧会など
色彩好きの私にはワクワクする話がたくさんありました。
目黒区美術館はまだ行ったことがないけど
今度、色のワークショップがあったら参加したいなあ。

第2部は、女優の桃井かおり氏と
映画監督・CMディレクターの犬童一心氏によるトークライブ。
桃井さんは女子美の卒業生で、現在、客員教授もやっているのですね。
犬童さんは東京造形大の卒業生で、校友会の現会長だそうです。

このね、桃井さんがむちゃくちゃおもしろかった。
この人は監督などもやっているだけあって
ものを作る、表現する、ということについてすごく考えていて
真摯に謙虚に関わろうとしていることが
ひと言、ひと言からよく伝わってきました。
でも、話ぶりはいつものかおりブシ。

「昔は空撮っていうとすごく時間とお金がかかるものだったのよ。
今はドローンですぐできちゃうでしょ。
この間会った子は“スマホを投げて撮りました”って、何それでしょ」って
新しいやり方についても勉強してるし。

実は私、中学生の頃
女優・桃井かおりさんのファンというわけではなかったけど
桃井さんの表現力豊かな歌のファンで、レコードも何枚か持っていたほど。

その桃井さんを生で見て、話を聞くことができて
ちょっと感慨も。

第1回だからか、学校関係の主催だからか
ややカタイ感じがあちこちにあったけど、楽しいイベントでした。

これからどんどん一般の人に開いた
柔軟で楽しいイベントになっていくといいなあ。
来年もチェックしたいと思います。

下の中央にある「美」マークは、「美術を楽しむ日」のロゴマーク。
4つの美大の在学生&卒業生の応募の中から選ばれたものだそう。