中野京子さんの出版記念講座「新 怖い絵」へ
私が西洋絵画に興味を持ったきっかけの1つに 確実に中野京子さんの著書があります。 「名画の謎」シリーズはもちろんのこと 「怖い絵」シリーズや「名画で読み解く ハプスブルク家12の物語」、 「名画で読み解く ブルボン王朝12の物語」などなど どれもがおもしろくって、片っ端から夢中になって読みました。 読んだ本のほんの一部。 その中野京子さんの講座に、やっと行くことができました! 以前に一度申し込んだのだけど、仕事の都合で行けず その後はしばらく講座そのものがなかったので まさに「やっと」というのが実感。 会場に着くと、100名以上入る会場が既にほぼ満席。 講座の内容は笑いあり、感嘆あり、驚きあり。 著書を読んだときとまったく同じで とにかく中野京子さんの知識の幅の広さに圧倒されます。 オペラから小説、そしてノンフィクションの史実まで いろいろなことがすべて1つの絵画の背景につながって 人間というものの一筋縄ではいかない姿と それを映し出す西洋絵画のおもしろさを存分に教えてくれます。 そして何よりも魅力的なのは それをクールに、そして面白がりながら認める中野さんの視点。 著書から感じる空気そのままです。 講座が多くない方なので、あるときにはまたぜひ行きたい。 ちょっと追っかけになってしまうかもという予感(笑 ちなみに、講座のタイトルになっている 「新 怖い絵」の出版は1カ月先に延びたそうです。 これも読まなきゃな。