かやぶき音楽堂コンサート、ザイラーピアノデュオの京都旅

編集関係の仕事をしている友人3人と
「かやぶき音楽堂コンサート ザイラーピアノデュオ」を観に京都へ。

遅くて短い夏休みを、やっととってきました。

京都駅からJR山陰本線で約1時間。
無人の胡麻駅で降り、田んぼのあぜ道を歩くこと約20分。
由緒正しい日本の田園風景の中に、見事な茅葺き屋根の音楽堂があります。

京都 かやぶき音楽堂
京都の日吉町に建つかやぶき音楽堂。右の高い方が音楽堂。
左側の自宅も見事な茅葺き屋根。























この建物は、1784年に建立された福井県大飯郡の禅寺「善応寺」の
旧本堂を譲り受けて移築再建したもので
天龍寺の平田精耕老師が「迦陵頻窟(からびんくつ)」と命名。

迦陵頻窟とは、極楽浄土にいると言われる美しい顔と声を持つ鳥
「迦陵頻伽(かりょうびんが)」のいる部屋
という意味だそうです。

音楽堂の持ち主は、国際的なピアノデュオ、ザイラー夫妻。
ここで春と秋に演奏会を開催していて、今年で25周年を迎えます。

この日、300人収容できる音楽堂は、ほぼ満席。
サラリとした畳の肌触りや、吹き抜ける秋の風が
クラシック音楽会の堅苦しさを、あっという間に解消。

高い天井に響く連弾のピアノはリズミカルで
自然と体が揺れてしまう感覚です。

京都 かやぶき音楽堂の中
かやぶき音楽堂のステージ。白い布がかかっているのがピ
アノ。太い木が組まれた天井は高く、二階、三階席もあり。
























帰りには、ザイラー夫妻の田んぼで収穫された仏原宝米の
新米で作ったおにぎりが振る舞われ
もうこれが、思わず叫んでしまうほどおいしい!

建物と、音楽と、食べ物が絶妙にマッチした
ここでしか味わえない、個性的な音楽会でした。
くわしくはコチラ

この音楽会はとても人気があり
普段は、各駅停車の普通電車しか停まらない小さな無人駅なのに
コンサートが開かれる日だけ、特別に特急電車が停車するほど。

25年間続けてきた力って、こういうことだなあ。
続けるってすごい、と改めて思います。


そして、せっかく京都に来たなら、それだけではすまないのが私達。

翌日は南禅寺と永観堂をまわり、さらに京都の町の散策と買い物も。
友人の万歩計によると、2日間で約5万歩あるいた京都小旅でした。

京都 ドイツカフェみとき屋
コンサート前に寄ったドイツカフェ みとき屋。ドイツ人
の日本学者、シャウベッカー博士と声楽家の奥様の店。
手作りソーセージが美味。胡麻駅から徒歩7分。
















京都、祇園
夜の祇園を足早に行く舞子さん。ベタですが、長く引いた裾とだらり
の帯が、やっぱりむちゃくちゃかわいい!



















京都、紫野和久傳・境町店
紫野和久傳・境町店の「できたて本わらび餅」。アツアツのトロトロ。
今回の京都旅では絶対にわらび餅を食べよう、と思っていたので、大満足。