前歯に対する診断が、3つの歯医者で全然違う件

ナニサーの人形づくりの  ワークショップ
先日、沖縄のシーサーならぬ「ナニサーの人形づくりの
 ワークショップ」に参加。写真は参加者6名と主催者2
名が作ったナニサー達の集合写真。同じやり方で作って
いるのに、作る人によって顔が違うのがおもしろい。
と、いかにもネットっぽい
タイトルを
つけてみました。

2年前から気になっている
前歯のトラブル。
差し歯がグラグラして
痛みはないのだけど、
ときどき歯ぐきが
腫れます。

これに対する診断が
歯医者によって
全然違うことにビックリ。

新宿の歯医者さんでは
「レントゲンではよくわかりませんが、
十中八九、歯の根が竹のようにタテに割れていると思います。
タテに割れた歯は修復できないので
インプラントにすることをおすすめします。
治療費は、だいたい50万円くらい」

2番目の歯医者さんは
「レントゲンではわからないけど、差し歯のコア(芯)が折れているかも。
もし差し歯を外してみてコアが折れていたら、元には戻せません。
左右の歯にひっかけるブリッジの形で歯を入れます。
左右の歯も一緒に手を入れる必要があるので、8万円×3本で24万円です」

3番目の歯医者さんは
レントゲンではわからないので、差し歯を取って診てみましょう。
その結果、残っていた元の歯が根本からポキンと折れています。
でも根の奥や差し歯の芯はしっかりしているので
差し歯を作り替えなくて大丈夫。
このまま戻してしっかり差し歯を固定し、ます歯ぐきの傷みを治しましょう。
今後トラブルが起きるようなら、それから次の段階に進みましょう。
今日の治療費は2500円です」

お金だけの問題ではないけれど
差が分かりやすいので治療費も入れてみました。
歯医者によって、これだけ違うのですねー。

これはどの歯医者さんがいいかということではなく、主義の違いなのだそう。
最初の歯医者は最新治療法を推進しているところ、
2番目は外科的治療(抜歯や差し歯、入れ歯、インプラントなど)が得意、
3番目は、他にはないくらい徹底した温存治療主義を実践している歯医者。
つまり、高い治療費を言っている歯医者は営利目的とか
そういう単純な話ではないのですね。

永久歯は1本しかないので、限界がくるまで自分の歯を使いたい
というのが私の考えです。
だから現在、3番目の歯医者を選んで通っています。

でも、仕事が忙しいから回数少なく、後々の手間も楽な方法で治したい
という人には、1番目や2番目の方が合うかもしれません。

歯医者も、もうどこでも同じというわけではないのだなあ。
かなりユニークな治療や指導をする現在の歯医者に通うようになって
歯医者観がまったく変わり始めている今日この頃です。