山形で取材してたら、東北新幹線が運行中止になっていた

昨日は取材で山形の寒河江(さがえ)へ。

東北・上越・北陸新幹線の停電による運行中止に

みごと巻き込まれながら帰って来ました。


山形県 寒河江駅


行きの新幹線で「架線支障のため停止」があり

到着が25分ほど遅れたのですが

その時はこんな大きなことになるとは思っていませんでした。


その後、編集者さんが

「新幹線は復旧に時間がかかりそうなので

場合によっては宿泊または飛行機を使ってもOK」

というショートメッセージをくれたときも

取材・撮影の真っ最中で動けず。


取材後、急いで駅の窓口で情報を確認したところ

「今日中に復旧するかわからない」と言われ

こりゃ本格的にやばいかもと思いました。


飛行機はすでに満席でキャンセル待ちの状況。

JR窓口のお兄さんに東京に帰る方法を相談したところ

「山形より仙台の方が本数が多いから

まずは早く仙台に出た方がいい」と言われ

「仙台18時2分発の品川行き特急ひたち30号に乗れば

4時間30分後の22時44分に東京駅に着く」と教えられました。


4時間30分か……と呆然としていると

「時間はかかるけど確実な方法」と言われ

すぐにひたち30号の指定席を購入。

それが14時40分のことでした。


それから電車を乗り継いで仙台に着いたのが17時49分。

特急ひたち30号のホームへ行くと

なんとホームからこぼれ落ちそうなくらいたくさんの人が!


特急ひたち30号の指定券は買えなかったけど

通路に立ってもいいから今日中に東京に帰りたい!

という人々でごった返していたのです。


指定券を買っといてよかった〜と思ったのも束の間

時間を過ぎてもひたち30号が来ない!


近くにいたおじさんに聞くと、

到着が30分遅れるとのアナウンスがあったと教えてくれました。

もうね、周りのあちこちで話し声やらいろんな音がしていて

集中していないとアナウンスもろくに聞こえない状況なのです。


到着が30分遅れるということは

東京駅に着くのも最低30分遅れるということ。

府中まで行けるだろうか?と不安になっていると

別のおじさんが通りかかった駅員さんに

「栃木の小山まで行く臨時新幹線が出るの?」と聞いたのです。


耳を澄ませていると駅員さんが

「乗りたい方は14番線に行ってください。

小山に着くのは9時くらいだからまだ在来線がある。

東京に行くにはこっちの方が早いと思うよ」と!


検索してみると府中まで4〜5時間で行けそうなので

一か八か臨時新幹線に賭けてみることに。


福島で20分ほど停車してやきもきしたけど

その後はスムーズに進み

なんと23時前に自宅にたどり着くことができました!


ちなみに、Xの投稿によると

ひたち30号は乗車率90%を超える状態で

約55分遅れで仙台駅を発車したとか。

乗っていたら東京駅着が24時ごろで

確実に府中には辿り着けなかったなあ。

あっぶなかったー!


編集者さんが新幹線がヤバいという情報を早くくれたこと

私も様子を見ていないですぐにJRの窓口に相談したこと

そして、窓口のお兄さんが

「早く仙台に行った方がいい」とナイスなアドバイスをくれたことが

無事に帰れた要因だと思います。


トラブルの時ほど早く確かな情報をつかむことが大切

と実感した1日でした。