ギャップ萌え

米国ワシントンDCで開かれたテニスの試合「シティ・オープン」で

西岡良仁選手が準優勝しました。


日本のテレビではほとんど触れられてなかったけど

これ、けっこう凄いこと。


シティ・オープンは「ATP500」と呼ばれるカテゴリーの大会で

グランドスラム、マスターズ1000に次ぐ高い格付け。

日本人でATP500以上のファイナリストになった日本人男子は

錦織選手に次いで2人目の快挙なのです。


それも、世界8位のアンドレイ・ルブレフ選手など

ランキング上位の選手を何人も破っての準優勝。

試合内容もすごくおもしろくて見応えがありました。


西岡選手は手首の怪我もあり、ずっと不調が続いていました。

準優勝のスピーチでは

「もう引退かもしれないと思った時期もあったけど

これで続けられる。これで続けることができる」と。


よかった、よかった。

またあの個性的なプレーが観れるのは、私もうれしいです。


なのですが

タイトルの「ギャップ萌え」は西岡選手ではなく(笑)

シティ・オープンで西岡選手を抑え優勝したニック・キリオス選手。


以前はプレー中に暴れたり、物を投げたり、暴言を吐いたり。

かと思うとへなちょこアンダーサーブという奇襲攻撃をしてみたりと

力はあるけどエキセントリックな変人、という印象でした。


ところが最近は、エキセントリックなところが少なくなり

なんたって、プレーがすごく素敵に!


私の大好きな

えっ!このタイミングで、あんな所に、あの角度から!?

という、ハッとするプレーが満載なのです。


シティ・オープンではシングルだけでなく

なんとダブルスでも優勝!


キリオス選手も優勝後のインタビューで

「去年の自分は本当に暗い場所にいた」と言い

「それを覆すことができたのは多くの人が助けてくれたおかげ。

自分自身はただ継続し、忍耐強く、そのような時期を乗り越え

今ではこのような大会でプレーし

勝つことができる強さを示すことができている」と言っていました。


そういう経験を経て、あんなに雰囲気が変わったのかー。

前の印象があまりに悪かったので

ギャップ萌えで、最近はすっかりキリオス選手ファンです(笑


スポーツ選手にアップダウンは付きものだけど

それを乗り越えた人のプレーは本当に魅力があります。

だからスポーツっておもしろいんだな〜。


写真はそれとは全く関係なく、今朝の日の出。

台風の前のせいか、いつもと違う不思議な雰囲気でした。


台風前の夜明け