ペット2匹可と事故物件

前回、10年前に2週間で

マンションを買うことになった話を書いたのですが

その際、マンション探しの条件にしたのが

「ペット2匹可」「2階以上」「南向き」「駅から徒歩5分以内」

の4点でした。


この中の「ペット2匹可」というのが超〜難関。


10年前もペット可マンションはそれなりにあったのですが

そのほとんどは「1匹限定」。

「2匹可」はペット可物件10軒に1軒あるかないかで

たぶん今もそれほど変わってないだろうと思います。


1匹限定のマンションで、内緒で2匹飼えばいい

と考える人もいるけど

買ったマンションの場合、簡単に引っ越すわけにはいきません。

後々トラブルになったら猫も可哀想なことになるので

私は2匹可を必須条件にしました。


とはいえ、急きょ無計画に買うことにしたので

予算はギリギリ。

なので、変わった物件がいろいろありました。


最初に内覧したのは

中野区・新江古田駅から徒歩3分、築2年、

3階建ての低層階マンションの2階、角部屋という物件。


なぜこんな好条件の物件がこの価格で?と思ったら

最初に住んだ人が高齢男性で、この部屋で孤独死。

死後1カ月たってようやく発見されたとのこと。

つまり、事故物件というやつです。


おしゃれで新しくてきれいなマンションだったけど

何もいきなりこれでなくても。。。と思い、やめました。


台東区のマンションは極端に窓が少なくて、昼なのに薄暗い。

案内してくれた不動産屋さんの20代の若者に

「皆、日当たりって気にしないんですか?」と聞いたら

「昔の人は日当たりを気にする人、多いですよね」との返事。

「昔の人。。。。」にショックを受け、却下しました。


また、武蔵野市のマンションは

持ち主が内装を「北欧の家」にフルリノベーション。

2LDKの室内をぶち抜いて広〜いワンルームにして

ど真ん中に真っ白のタイルで作った巨大な暖炉がありました。


デザイナーズマンションみたいなおしゃれな内装で

なぜこれがこんな価格で?と思ったら

持ち主が自己破産して現金を求めていて

購入を即決するならこの値段でいいと言っていると。。。

まあ、これもある意味事故物件ですね。


というわけで、癖が強すぎるマンションばかり。

ペット2匹可は事故物件の一種か、と思ったものです。


写真は、その原因となった我が家の猫の1匹。

新調した爪研ぎのまたたびにうっとり。


爪研ぎ