十二国記ロス

小野不由美さんのファンタジー小説
十二国記シリーズの最新刊
「十二国記 白銀の墟 玄の月(しろがねのおか くろのつき)」が
全4巻で計250万部を超え、異例の売れ行きらしい。

十二国記シリーズが始まったのは1991年だけど
私が読んだのは2003年のこと。

当時私は2回めのフリーランスなりたての時期で
15歳ほど下の女性2人組の単行本を作っていました。

その女性の1人から
「少女向けのライトノベル系文庫だけど
子ども向けにしておくのはもったいないほどすごい内容。
大人でも絶対おもしろいから、ぜひ読んで!」
と強くすすめられたのがきっかけでした。

そこまで言うなら…と期待せずに読み始めたところ
1巻目の出だしからもう夢中。
十二国シリーズはもちろん全て読み尽くし
それまで興味がなかった「ファンタジー小説」という分野の
ファンにもなってしまいました。

なので、「白銀の墟 玄の月」4巻も発売とともに購入。
昔の十二国シリーズの内容はうる覚えの部分も多いし
「白銀の墟 玄の月」は当て字の漢字ばかりで読みにくいのだけど
そんなこと気にならないくらいおもしろいのはなぜだろう。

以前の十二国シリーズ同様の、手で触れそうなくらいリアルな世界観と
都合よく展開しない物語、気持ちいいリズム感など
小野不由美さんの力量がすごいです。

あっという間に読み終わってしまって
今は十二国記ロス状態w

でもまだ物語は終わってないので
ファンとしては、今後もこの物語を読めることがうれしいのです。

写真は十二国記とは全然関係なく
新しく買ったラグマットに顔を突っ込まずにいられない猫の図。