今年もまた年に1回の会へ。

むかし勤めていた編プロでは
私と同い年の人達が年に1回、同い年による飲み会を開いていて
私も中途で入社してすぐ、その会に誘ってもらいました。

あれからン十年。
とーーーっくに編プロはなくなって
皆、別の会社に勤めたりフリーランスになったりとバラバラになったけど
その飲み会だけは毎年、同じ日に、同じお店で続けられてきました。

今年もまた、そのおなじみの顔ぶれとおなじみのお店で
ゆるゆる飲んで笑ってきました。

年に1回しか会わないとはいえ、もうン十年ですからね。
なんだかもう親戚みたいな仲間です(笑

私生活や仕事が忙しい時期には
集まりが悪くなったり、連絡さえ取れにくくなったりしたことも。

それでも途切れることなくよく続いてきたものだ、
幹事さんは頑張ったなあと思っていたら
それは、昨年亡くなったその店のマスターの助言があったから
という話を今回、初めて聞きました。

昔、幹事がお店のマスターに
「この会もそろそろ終了かな。今年が最後かな」と話したところ
「集まりが悪くなる時期もあるもの。それでも続けた方がいい
やめちゃダメだ」と言い、お店を提供し続けてくれたのだそう。

いまこの年になって、その意味が少しわかってきました。

仕事や私生活が忙しくて
昔の仲間との集まりに足が遠のく時期もそれぞれにあるけど
いろんなことが山場を越したとき
昔からのことを知る気の置けない仲間との時間が
再び楽しくなってくるのです。

きっと、人生の先輩であるマスターは
そういう時期がくることがわかっていたんだろうなあ。

私も後輩の人達に何か聞かれたとき
そういう意味のあるアドバイスができるような
大人になりたいものです。

今、お店はマスターの息子さんが継いでいて
今回は、テーブルに飾ってくださったマスターの遺影に皆で乾杯。

何を食べてもおいしい店だけど
特に下の海老えびしんじょうは絶品です。
マスターの味がしっかり息子さんにも引き継がれていました。


















そして、鱈、ぶり、アンコウ、牡蠣、鶏肉などがたっぷり入った
贅沢お鍋も。
締めのうどんが素晴らしくおいしかった!