紙とwebの仕事の一番大きな違いはエクセルとパワポなのかも

紙とwebの仕事の一番大きな違いって
もしかしたらエクセルとパワポのソフトを使うかどうかかも、
と最近感じることがよくあります。

紙媒体の仕事でエクセルを使うというと
台割りやスケジュールを作るくらい。
紙のテンプレートをコピーして使う人も多く
まったくエクセルを使わないという人もけっこういます。

エクセルやパワポは報告や発表など
会社員のスキルとして身につけているという編集者も多い感じ。

その点、webはスケジュールはもちろん
いろいろな資料をエクセルで管理し、
計算やグラフ作成などいろいろに活用します。
これが使えないと仕事になりません。

また、よくwebの人に驚かれるのが
「紙の人ってワイヤーフレームを紙に手書きするよね!?」
ということ。

ワイヤーフレームとは紙でいうラフとかラフレイアウトのこと。
webではこれをパワポで作るのが一般的です。

どちらがいいとか悪いとかじゃなく
紙とwebという形の違い以前に
意外に盲点だけど、このエクセルとパワポを使えるかどうかが
実は仕事をするうえでけっこう大きい気がしています。

紙の優秀な編集ライターは
webのコンテンツ作成でもとても大きな活躍ができます。
なのに、エクセルやパワポを使えないから仕事を頼めない!
ってことが実はけっこうあって、残念なことが本当に多いんです。

なんて言っている私も紙出身なので
エクセルもパワポも触れることなく成長してきたタイプ。
ほんの数年前、会社員をしていた頃にECサイトの部署に配属され
そこで無理矢理エクセルとパワポを覚えさせられました。

当時は覚えるのがしんどくて、失敗も多く
パソコンに向かいながら肩に力が入りすぎて
比喩でなく、ホントに首が回らないどころか、上下もできないくらい
肩から背中がバリバリに凝ったこともありました。

でも、そのおかげで今、エクセルやパワポを多用するwebの仕事も
問題なく受けることができるのだから
何が幸いするかホントにわからない。
ムダな勉強や経験なんてないのだなと、つくづく思います。

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写真は久々のヒットだった
三菱一号館美術館開館5周年記念 
プラド美術館展ースペイン宮廷美への情熱」で購入したカード。

三菱一号館美術館は他に比べて
ミュージアムショップに置いてある品の質が高いのが魅力の一つです。

普通は絵画のカードのみだけど
これは絵画カードの他に、絵の一部をクローズアップしたカードの
2枚がセットになったもの。
趣向もおもしろいし、印刷もきれいで、他にもたくさん買ってしまいました。

三菱一号館美術館「 プラド美術館展ースペイン宮廷美への情熱」
左:ヒエロニムス・ボス「愚者の石の除去」、右上:ビセンテ・パルマロー
リ・ゴンサレス「手に取るように」、右下:ヤン・ファン・ケッセル(1世)
「静物 花」