悪条件の中での料理撮影

某企業のオウンドメディアの仕事で
久しぶりにガッツリ料理撮影。

場所はクライアントの希望で
スタジオではなく、なんとクライアントの会社。

ところが担当者さんの連絡が警備室に届いてなかったらしく
朝一に行ったらドアも駐車場も開いてなく
しばしクライアントと警備員の方達で多いにもめるという
先が思いやられるスタートでした。

さらに、事前にロケハンしたときは灯りを消せたのに
当日、警備員の方に「消すと他の部屋の灯りも消えちゃう」と言われ
天井の灯りも壁の間接照明も付けたまま(!)で撮影。

料理の撮影なのにガスコンロはなくて
初めて使う電磁調理器のみなど、
久々にびっくりするくらいの悪条件です。

でも、カメラマンもフードスタイリストも慌てず騒がず
淡々と自分のやるべきことをキッチリやって
クライアントが感嘆するほどクオリティの高い写真を作り出したうえ
予定時間よりずっと早く終了。

さすが、いろいろな現場をくぐり抜けてきたベテラン達です。

仕事にもいろいろあるけれど
私は「プロ」と一緒にやる仕事がやっぱり一番大好きだなあ。
気持ちよくて、驚きに溢れていて、そして謙虚な気持ちにさせてくれて
とても楽しいです。

年齢を重ねると動きが悪くなるなど残念なこともあるけど
胆力と実力が身につくという素晴らしい点もあるのだな。

年を取るのもけっこうかっこいいことだと
プロ達を見て思いました。

ももくり
帰宅したら、2匹が狭いキャビネットの上でいちゃいちゃ。私がいるときは
くっつくことはほとんどないのに、出かけている間はこんな風に身を寄せ合
っているんだなあ。ほっこり。