フリーランスの営業活動、アリとナシ

気づいたら、前回の更新から2週間近く。
今年は出だしから日が過ぎるのが早くて、なんだかやばいです。

ひさびさに、昔たずさわっていた雑誌編集部で上司だった先輩と
一緒に仕事をさせていただきました。
撮影はその先輩の、30年以上の付き合いのカメラマンさん。

先輩曰く
「仕事で知り合って、その後、仕事をお願いしてなかった時も
年に1〜2回、ふっと連絡をくれたりしてたの。
仕事の話は全然しなくて
近況報告や季節の挨拶をするだけ。
でも、連絡がきた時にたまたま仕事があると、頼もうと思うじゃない。
それで、なんだかんだと今日までの付き合いに。
そういう挨拶って、フリーランスにはとても大切だって思うわ」

すごくわかるなーと思いました。

私は会社勤めをしていた時に、営業を受ける立場も経験しました。
そのとき一番がっかりしたのが
昔の友人や仕事仲間から久々に連絡がきて
なつかしくて会いたいと言われて会ってみたら
仕事がほしい、という話だったとき。

最初から「営業に行きたい」と言って
作品等を持って来るのは、全然アリ。
むしろ公私の区切りがちゃんとあって、好感度高いです。

でも、友達として会いたい体を装って、フタを開けたら営業だった、
というのは、そこに軽いウソも混じっているわけで
都合良く利用しようとしているようにも見えて
なんだかホントに、心の底からがっかりさせられました。

またそういうことをする人ほど
すぐに仕事を振らないと音信不通になり、年賀状も来なかったり。

仕事も人間と人間の付き合い。
そこに見え隠れする思いは
簡単に相手に伝わってしまうように思います。

なんて書いている自分も、昔のフリー時代には
あまり深く考えず、それに近いことをやったこともありました。
その後される立場になって
間違っていたことにやっと気づいたわけです。

よく、フリーランスだけど営業が苦手、という声を聞きます。
私もそういうタイプなので、気持ちは分かります。

でも、それはもしかしたら
「営業する」「仕事をもらう」ということに
とらわれ過ぎているからかも。

ホントは人と人との付き合いとして
普通に挨拶を交わすところから始めるだけでよいのかも、
と思うこのごろです。

忙しかったりすると、ついつい挨拶も雑になってしまうのだけど
フリーランスとして、そして、もういいオトナなんだし、
そういう挨拶ができるようになりたいな、と思います。

福茶庵山吹町
先日、年1回の仲間の集まりで食べた鴨肉のロースト。単にフライパンで
焼いてしょう油をかけただけなのに、むちゃくちゃおいしい。鴨肉の質が
いいからか、焼き加減が絶妙なのか…とにかく大満足でした。