フリーランスになって3カ月がたちました、を振り返ってみた

4月からフリーランスに戻り、3カ月が過ぎました。
なのでちょっと振り返ってみました。

自分の中の感覚としては、
フリーランスに「なった」というより「戻った」感じ。

会社では編集とはかなり違う、
EC関連の仕事を担当していたので
フリーランスになって、編集、web制作という
自分の仕事に戻ってきた、と感じるのかもしれません。

EC関連の仕事に意味がなかったというわけではなく、
むしろその逆で、
フリーランスでいたら絶対に学べなかった
いろいろなことを勉強させてもらったし
それがあったらからこそ、今できている仕事も。
だから、ありがたいとは思っているのだけど
自分の仕事はやはり編集、web制作と思うのです。

在職中は忙しくて
フリー後の仕事に関する根回しや営業は全くできず
辞めたときに決まっていた仕事は1つもなし。
3月から有休消化に入り、家でこのホームページや名刺を作ったりしたものの
あの震災が起こり、営業とか仕事とか
そういう気持ちにはまったくなれなかったです。
4月の初めに知り合いに退職のご挨拶を送って
ようやくポツリ、ポツリと仕事をいただくように。
でも、生活できるような仕事量では全然ありませんでした。

自分がフリーランスに向いていると思うのは
こういうときに焦ったり落ち込んだりしないところ。
このまま仕事が来なかったら、知り合いに頼みまくって営業するとか、
まだまだできることはたくさんあるし、なんとかなるでしょ。
と根拠なく楽天的でいられるところですね。

で、ヒマなのでネットにはフリーランスの仕事情報なんかもあるのだろうか?
とあれこれ見ていたら、、これがけっこうあることを発見。
新鮮だったのは、ネット上ではそういう募集に
「パートナー募集」「外部スタッフ募集」という表現を使っていたところ。
なるほど、そういう風に言うのね。

で、やっぱりヒマなので
いくつかおもしろそうな会社に応募したりしてました。
仕事が取れればめっけもの、という気持ちが半分。
こういうネットの募集からホントに仕事が発生するのか知りたい
という気持ちが半分。

結果は、14社に応募して、実際にお会いしたのは3社。
メールで「お願いしたい案件が発生したらご連絡します」と
連絡してきたのが3社。
こういうところは、随時募集していて
スタッフを登録制にしてストックしているようです。

ビックリしたのは、返事が来ないところが8社あったこと。
募集専用サイトや自分の会社のホームページで募集してるのに返事がないって
会社としてどう?
外部スタッフだって、いつ顧客になるかわからないと思うのだけど。

けっきょく7月8日現在、その14社のうちで、仕事が発生したところはゼロ。
お会いした3社とは相性やタイミングもあり
人によっては仕事につながっただろうと思います。
でも、返事さえ来ない会社が一番多かったことを考えると
ネットでの仕事の受発注は
まだまだ一般的に成り立ってはいないなあという印象。
ビジネスに特化したSNS「LinkedIn」の日本版が
年内にリリースという話もあるけど、どうなんだろ。 

なんて思っていたら、6月に入ったとたん
急に立て続けに仕事のお声をかけていただき、
今は「忙しい」という言葉が出て来るような状況になっています。
フリーランスとしては本当にありがたい限りです。

4月のポツリポツリのときもあわせて、仕事の連絡をくださったのは
すべて以前一緒に仕事をさせていただいたことがあるところ。
自分のことを知った上でお仕事をくれた
という意味で、二重にうれしく、本当にありがたいです。

そして、これからに向けて思うのは、
仕事が立て込んできても
できるだけ雑になってしまわないように、ということ。
偉そうなことは全然言えないし、忙しいとやっぱりバタバタしてしまうのだけど
ある程度の経験年数を重ねたいい大人で
もう若者のようなフットワークも柔軟性もないのだから
せめて、できるだけ気持ちが入った仕事を
流されずにできるようになりたいなあと。

けっこう難しいんだけどね、これが。でもそうなりたいと思うのです。